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西南学院大学 vs. 聖カタリナ大学
6月10日(火)、大会は2日目を迎え、雨のそぼ降る神宮球場の第1試合では、2年ぶり8回目の出場となる西南学院大学(九州六大学野球連盟)と、選手権初出場を果たした聖カタリナ大学(四国地区大学野球連盟)が対戦。
初回、聖カタリナ大先発の高橋圭祐は、先頭から2者連続で外野フライに打ち取ると、死球を挟んで4番・矢野智也をセンターへの凡フライに打ち取る順調な立ち上がりを見せる。
すると、聖カタリナ大はその裏の攻撃で、西南学院大先発の柳原創に対し、1番・片岡尚哉がフルカウントから四球を選んで出塁すると、すぐさま盗塁を敢行。二盗成功と捕手の悪送球により、無死3塁のチャンスを作り出す。一死となった後、3番・藤田凌久が右中間を破る適時二塁打を放ち、聖カタリナ大がうれしい選手権初得点で先制に成功する。
先制を許した西南学院大は2回、単打と進塁打で一死2塁とすると、ここで7番・伊永大蔵がフルカウントから三遊間を破る左前打を放つ。一気に本塁生還を狙った二塁走者は、微妙なタイミングながら、絶妙なスライディングでタッチをかわし、同点とする。
西南学院大はこの後、一死満塁とチャンスを拡大させると、押し出しと適時打でさらに2点を加え、3-1と逆転して、試合の主導権を握る。
反撃に転じたい聖カタリナ大は3回裏、二塁打と四球で一死1・2塁となったところで、6番・大村知希にライト線への適時二塁打が出て1点を返すと、一死2・3塁から内野ゴロの間に三塁走者が生還し、3-3として試合を振り出しに戻す。
第74回 全日本大学野球選手権大会
【ハイライト動画】1回戦 西南学院大学 vs. 聖カタリナ大学
しかし、西南学院大は直後の4回、一死1・3塁で今大会注目選手の1人、3番・栗山雅也の適時打で再びリードを奪うと、さらに投手交代を挟み2連打で2点を加え、6-3として再び試合の主導権を掌握する。
勢いに乗る西南学院大は5回、相手2番手の田中七袈に対し、無死満塁とすると、またも栗山の2点二塁打で加点。その後、再び無死満塁としたところで、相手3番手の岩川慎之介に対し、連続適時打など3安打5打点の猛攻で13-3とし、ビッグイニングでリードを一気に10点差に広げる。
コールド負けを阻止したい聖カタリナ大だったが、5回裏の攻撃は無得点に。大会規定により西南学院大が、13-3で5回コールド勝利を飾り、2回戦進出を果たした。
◆試合結果 ※5回コールド
西南学院大|0 3 0 3 7|13
聖カタリナ|1 0 2 0 0| 3
◆投手
・西南学院大:柳原 創、塚本翔大
・聖カタリナ:高橋圭祐、田中七袈、岩川慎之介
J SPORTS 編集部
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