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山本由伸(ドジャース)
ドジャースの山本由伸は現地4月25日、今季4勝目を期して本拠地『ドジャースタジアム』でのパイレーツ戦に先発登板するも、3回までに4四球を与えるなど、珍しく制球に苦しむ場面もあり、5回94球を投げ、5安打3失点(自責1)、5奪三振という内容での降板となった。
この日は、山本とともにシーズン序盤のサイ・ヤング賞有力候補となっているピッツバーグの若き怪物、ポール・スキーンズとの投げ合いとなったが、スキーンズは7回途中5安打無失点、9奪三振とドジャース打線を沈黙させると、試合は3-0でパイレーツが勝利し、スキーンズが勝利投手に。山本は負け投手となり、注目のサイ・ヤング賞バトルの直接対決はスキーンズに軍配が上がった。
◆試合結果
パイレーツ|1 0 0 0 2 0 0 0 0|3
ドジャース|0 0 0 0 0 0 0 0 0|0
『MLB.com』でドジャースを担当するソニア・チェン記者は、試合後に投稿したレポート記事の冒頭で、「今週もヨシノブ・ヤマモト絡みで、必見となる投手対決が行われた。しかし今回、ドジャースの右腕は、対戦相手であるパイレーツのポール・スキーンズに投げ負けた」とした。
そして、「7回無失点で、レンジャーズのジェイコブ・デグロムに投げ勝ったヤマモトは、次の先発試合となった金曜夜のドジャースによる3-0の敗戦で、5回を投げて3点を失った(自責1)」。
「一方、スキーンズは出身地である南カリフォルニアで、圧倒的なパフォーマンス見せ、6回1/3を無失点に抑えた」と続けた上で、ドジャースにとってはこれが今季2度目の完封負けであるとともに、3連敗も今季2度目であることを伝えた。
さらに同記者は、今回の投手対決について、「シーズン最初の1ヶ月を通じ、ヤマモトとスキーンズは、メジャー最高の投手の2人であっただけに、この両者による直接対決にかかる期待は大きかった」と指摘。
そして、「両者ともにメジャー2年目だが、彼らのキャリアにおける段階は大きく異なり、ヤマモトはMLBで投球する前に、ドジャースと9桁の契約を結んだのに対し、スキーンズは2023年のドラフト1巡目全体1位指名である」と、両者の立場の差を伝えた。
「近い将来、両者ともにナ・リーグのサイ・ヤング賞投票で最有力候補となるだろう。シーズン序盤で、6試合の先発登板とサンプル数は少ないながら、ヤマモトとスキーンズはまさにその期待通りの活躍を見せている」と伝えている。
J SPORTS 編集部
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