【広島好き】カープがリーグ3連覇した頃の外国人選手の近況

広島東洋カープ

先日、かつてカープに所属したドミニカカープアカデミー出身2選手の近況が報じられました。

現地時間の2月24日には、ヘロニモ・フランスアが、メキシカンリーグのメキシコシティー・レッドデビルズと契約。27日には,サビエル・バティスタが、北海道フロンティアリーグの士別サムライブレイズに入団したことが発表されています。

2人はカープがリーグ3連覇を果たした時期に所属した選手で、フランスアは主にリリーフ、バティスタは右の長距離砲として活躍しました。今回はこの2人も含めて3連覇時に所属した外国人選手の近況について調べてみたいと思います。

フランスアは2018年から2022年まで5年間、カープに所属したサウスポーで、5年間の通算成績は178試合登板で14勝15敗、45ホールド、32セーブ、防御率2.60。

2023年からはパイレーツ傘下のマイナーリーグでプレーし、昨季は3Aで48試合に登板して5勝6敗7ホールド、5セーブ、防御率2.60の成績を残しています。

バティスタは2016年に育成選手としてカープと契約し、2018年に25本塁打、2019年には26本塁打をマークしましたが、同年8月のドーピング検査で陽性となり、2020年に契約解除となっています。

2021年からメキシカンリーグでプレーし、2022年は台湾、2023年は再びメキシコに戻って、3球団でプレーして23本塁打。昨季はベネズエラでプレーしていました。

ドミニカカープアカデミー出身では、アレハンドロ・メヒアも2017年から5年間、カープでプレーして通算142試合出場、打率.237、12本塁打、29打点を記録。

2022年からはメキシカンリーグでプレーし、3球団を渡り歩いた昨季は、ウインターリーグと合わせて135試合に出場し、打率.261、29本塁打、94打点となかなかの成績を残しています。

ドミニカ勢以外では、2016年から2018年まで所属したジェイ・ジャクソンが、昨季はMLBツインズで20試合に登板して1勝2敗1ホールド、防御率7.52を記録。

カープでの3年間で175試合登板、10勝8敗2セーブ、92ホールドをマークしたリリーバーは、2019年以降、MLBでプレーした5年間のうち4年で20試合以上登板を記録しています。

2017年にカープでプレーしたライアン・ブレイシアは、日本での成績は26試合登板で2勝1敗1セーブ、2ホールド、防御率3.00でしたが、2018年以降はMLBに復帰し、2球団でリリーフとして活躍しています。

2018年に入団したレッドソックスでは、2019年と2022年に60試合以上に登板し、シーズン途中にドジャースに移籍した2023年は2チームで計59試合に登板。昨季はドジャースでブルペンデーの試合で先発を任されるなど、29試合に登板しています。

2016年から2年間、カープでプレーしたブレンディン・へーゲンスは、2016年には50試合に登板して7勝5敗19ホールド、防御率2.92の好成績でリーグ優勝に貢献。2017年も11試合に登板しています。

カープ退団後はアメリカのマイナーリーグと独立リーグで3年間プレーした後、2020年からは台湾の楽天モンキーズに移籍。2022年には36セーブでタイトルホルダーになるなど、3年連続で50試合以上に登板し、台鋼ホークスに移籍した昨季は、先発として13試合に登板して7勝0敗、防御率2.04の好成績を残しています。

投手ではもう1人、2018年にカープでプレーしたレオネル・カンポスは、日本での一軍登板は1試合のみでしたが、2019年からベネズエラのウインターリーグで現役を続行し、2021年にはメキシカンリーグでもプレーして、2球団で34試合に登板。昨季は8試合登板で0勝1敗、防御率6.75を記録しています。

野手では、2016年にカープでプレーしたエクトル・ルナは2017年限りで現役引退。2017年のラミロ・ペーニャは日本で22試合出場に終わって1年限りで契約解除となった後、2018年からはメキシカンリーグでプレーを続けています。昨季は同国のウインターリーグと合わせて137試合に出場し、打率.288、71打点、9本塁打をマークしています。