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野球 コラム 2025年3月3日

【横浜好き】『ホッシーファミリー』『DB.スターマン』『BART&CHAPY』。ベイスターズの歴代マスコットを振り返る

野球好きコラム by 大久保泰伸
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左からBART&CHAPY、DB.スターマン、DB.キララ

現在は12球団全てに存在し、キャラクターの総選挙が行われるほど定着したマスコットですが、個人的にはベイスターズの『DB.スターマン』が、歴代でも最高にカワイイのではないかと思っています。今回はベイスターズの歴代マスコットについて調べてみました。

大洋ホエールズ時代は『クジラに乗った少年』や『マリン君』がいましたが、いずれもワッペンなどに描かれたペットマーク的なもので、実体はありませんでした。

初めて三次元のマスコットとして登場したのが、球団名を『横浜ベイスターズ』とした1993年に誕生した『ホッシーファミリー』でした。

『ホッシーファミリー』は、ホッシー、ホッシーナ、ホッシーゾの3兄弟で、横浜DeNAベイスターズが誕生する2012年まで、約20年間活動しました。

長兄のホッシーはリーダー的存在で、ペットマークにも使用されて球団のシンボルと言える存在でした。初期の頃は星型の頭がかなり巨大なもので、歩くのも大変そうでしたが、徐々にコンパクトになり、機動力も増しています。

ホッシーナとホッシーゾは双子で、姉のホッシーナは『明るい口調で喋る元気な女の子』という設定。末っ子のホッシーゾは語尾に『YO!!』や自分の名前に引っ掛けて『ZO!!』を付けた言葉を多用するヒップホップ系キャラで、バック転を披露するほど運動神経も抜群でした。

2003年には、ホッシーの悪者バージョンである『ブラックホッシー』が登場。当時親会社だったTBSの野球番組『好プレー珍プレー』の番組内企画で登場したキャラクターで、2004年オフに担当者が東北楽天の非公認マスコット『Mr.カラスコ』として引き抜かれたことで一度は姿を消しましたが、2008年に横浜スタジアムで行われたオールスター戦や2010年の公式戦などで復活を果たしています。

2000年から10年まで、ベイスターズの二軍は湘南シーレックスという名称でしたが、このチームには『レック』というマスコットがいました。人間に近い姿形の『レック』は、なかなかのイケメンで、横須賀スタジアムのあらゆる場所に現れる人気者として、フレッシュオールスターなどでも活躍しました。

そして、球団名が『横浜DeNAベイスターズ』に変わった2012年からマスコットとなったのが『DB.スターマン』です。横浜の『ハマ』とチームの象徴である星『スター』にちなんだハム(マ)スターがモチーフで、ホッシーファミリーに飼われていたペットという設定。

横浜市生まれで年齢不詳、性別はオス、身長はボール5個分、体重はボール10個分で、横浜スタジアム在住となっています。

同年の8月には『球団の守り神』として『DB.ライダー』が登場。性別が男という以外は、年齢、身長体重、出身地など全て非公開のこのキャラクターは、仮面ライダーのような風貌で『スタジアムの治安を保つために、あらゆる敵と戦う』という自ら掲げたコンセプトで2016年4月まで活動しました。

2013年から登場した『DB.キララ』は、横浜市生まれで性別は女の子。ベイスターズを応援するために横浜スタジアムに通い、dianaに憧れて自らもダンスを練習して、応援する仲間に加わりました。

身長はポンポン5個分、体重はポンポン10個分という『DB.キララ』ですが、密かに思いを寄せているスターマンに対して、当の本人は全く興味がないということです。

ちなみにこの3者の頭に付くDB.とは、『DeNA Baystars』のイニシャルであると同時に、大好き・ぼくらの(Daisuki・Bo;kurano)の意味も込められているそうです。

現在はこの3者とともに、『I☆YOKOHAMA』のシンボルキャラクターである『BART&CHAPY』がスタジアムを盛り上げています。今後、愛されるマスコットになってもらいたいものです。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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