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野球 コラム 2025年1月15日

【横浜好き】自主トレのシーズン、ベイスターズの各選手も始動

野球好きコラム by 大久保泰伸
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横浜DeNAベイスターズ

新年も2週間が過ぎ、各選手の自主トレのニュースが流れてくるようになりました。ベイスターズも各地から始動のニュースが入ってきています。

まず、8日には横須賀市の横須賀スタジアムで、新人合同自主トレーニングがスタート。体調不良から13日の合流となった、ドラフト5位入団の田内真翔を除く支配下5人、育成3人の8名がお披露目となりました。

集まった報道陣の注目を集めたのは、やはり1位入団の竹田祐で、最速153キロの速球が武器の本格派右腕ですが、「160キロを目標としてやりたい」と球速にこだわりを見せています。

2位入団の篠木健太郎は、竹田を上回る最速157キロの右腕で、法政大学の先輩で背番号も同じ30番の元巨人・江川卓氏の名前を挙げて、「少しでも近づけるように頑張りたい」と夢を語っています。

3位入団の加藤響は、四国IL・徳島で昨季64試合に出場して打率.311、6本塁打、41打点をマークした打撃が売りの遊撃手で、開幕一軍、正遊撃手争いに名乗りを上げています。

厚木市出身で小学生の頃にはジュニアベイスターズでプレーし、高校は東海大相模という『ご当地選手』は、「地元に帰ってこられてうれしい。恩返しできるように頑張りたい」と抱負を語っています。

合同初日には三浦大輔監督が視察に訪れ、プロ野球選手としての心得を訓示しており、この中から何人の選手が、1年目から一軍でその姿を見られるのか、注目したいところです。

各地で自主トレを行なっている主力選手では、『日本一のキャプテン』となった牧秀悟が例年通り、鹿児島県鹿屋市で始動。

昨年までは同地出身の大和が主催していた自主トレですが、今年は『牧組』として、チームメイトで育成の粟飯原龍之介や、中央大学の後輩である埼玉西武の古賀悠斗、阪神の井上広大など、6選手が合同でトレーニングを行なっています。

野球だけでなく、空手やボクシング、さらに今年は古武術の釵を使った運動や、特注の極細バットを使用しての打撃など独特の練習を行い、今季の目標として自身のキャリアハイとなる30本塁打を挙げています。

『牧組』と同じく、九州で自主トレを行なっているのが、昨季は外野の一角としてブレイク果たした梶原昂希。福岡ソフトバンクの柳田悠岐、笹川吉康、北海道日本ハムの清宮幸太郎と一緒に大分県佐伯市で行われています。

プレースタイルから『ハマのギータ』の異名も持つ梶原ですが、自らの憧れの存在であり、師匠とする柳田との合同自主トレは、同年齢で同じ左のスラッガータイプの清宮の存在もあり、学ぶところが多いものとなっているようです。

牧や梶原のように、他球団の選手と合同自主トレを行うことが最近のトレンドのようですが、今季、その梶原と外野のポジションを争うことになる度会隆輝は、川崎市にある古巣の社会人チーム・ENEOSのグラウンドで自主トレを行なっています。

先輩選手などの合同自主トレには参加せず、慣れ親しんだグラウンドでランニングやキャッチボール、フリー打撃などを行なった度会は、昨秋キャンプからの肉体改造で体重10キロの増量。

「パワーがついて打球の質も変わっている」と、今季は牧と同じ30本塁打と、大きな目標を挙げています。練習後には恩師であり、元近鉄の選手でもある大久保秀昭元監督と食事に行くなど、「自分の原点」という場所で勝負の2年目をスタートしました。

2月の春季キャンプインを前に、「オフシーズンの明確化」という理由でユニフォームを着用せず、選手それぞれで行う冬季のトレーニング。プロ野球関係のニュースがもっとも少ない時期と言える1月には、球春を待ちわびるファンにとってありがたいものとなっています。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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