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野球 コラム 2025年1月3日

【横浜好き】ベイスターズで昨季達成された記録と今季達成されそうな記録

野球好きコラム by 大久保泰伸
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横浜DeNAベイスターズ

歓喜の結末に終わった2024年シーズンが終わり、また新しい年がスタートします。史上最大の下剋上による日本一から、1998年以来となるリーグ優勝からの頂点へ。2人の元ドラ1が移籍となるなど、悲願に向けての『本気度』が感じられるオフとなっています。

今回は前年の振り返りと今年度への展望の意味も込めて、昨年達成された主な記録と、今季達成の可能性がある記録について、まとめておきたいと思います。

昨季は開幕戦からドラ1ルーキーが派手な活躍を見せました。3月29日の広島戦(横浜)で度会隆輝が、広島先発の九里亜蓮から3回の第2打席にプロ初安打&初本塁打となる3ラン本塁打。新人の開幕戦本塁打はNPB史上14人目の記録となりました。

度会はさらに翌日の同カードでも4回の第3打席に広島3番手の大道温貴からライトスタンドへ2ラン本塁打を記録。新人の開幕から2試合連続本塁打はNPB史上3人目、セ・リーグでは初の快挙でした。

6月には9日の福岡ソフトバンク戦で、筒香嘉智が7回に右中間スタンドへ3ラン本塁打を放ち、これがNPB史上318人目となる通算1000安打を達成。さらに21日の阪神戦に6番・レフトでスタメン出場し、NPB史上531人目となる通算1000試合出場を記録しました。

今季開幕直後にアメリカから5年ぶりのNPB復帰となった筒香は若手の台頭もあり、57試合の出場で打率.188、7本塁打、23打点に終わりましたが、復帰初戦となった5月6日の東京ヤクルト戦で8回に劇的逆転3ラン本塁打を放つなど、ここ一番での勝負強い打撃でチームの日本一に貢献しました。

9月には21日の阪神戦(横浜)で宮崎敏郎が5回に代打で3ラン本塁打を放って、NPB史上181人目となる通算150本塁打を記録。6年契約で3年目の宮崎は、125試合出場で打率.283と、2019年(.284)以来、5年ぶりに打率3割を割りましたが、勝負強い打撃は健在で、日本シリーズでも本塁打を放つなど、欠かせない戦力として存在感を発揮しています。

連盟記録ではありませんが、投手では東克樹が2023年8月4日の阪神戦から、2024年9月3日の広島戦(同)まで、32試合連続クオリティ・スタート(先発で6回以上を投げて自責点3以内)を記録しています。

2リーグ制以降では、2012-13年の東北楽天・田中将大の34試合に次ぎ、2015-16年の広島・ジョンソンと並ぶ歴代2位の記録で、2020年のトミー・ジョン手術から復帰以降、抜群の安定感を数字で示した形となりました。

レギュラーシーズン以外では、日本シリーズで桑原将志が第2戦からシリーズ新記録となる5試合連続打点を記録。これまでの日本シリーズの連続打点は4試合(過去12人)が最長でした。

このシリーズで9打点をマークした桑原ですが、1シリーズで9打点以上はNPB史上8人目。6試合でのシリーズ9打点は1966年長嶋茂雄(巨人)、1985年バース(阪神)の2人に並ぶ最多タイ記録で、当然のごとくシリーズMVPに選出されています。

26年ぶりの日本一達成となった昨季も様々な記録が達成されましたが、27年ぶりのリーグ制覇を目指す今季はどんな達成されそうな記録があるのでしょうか。最後にまとめておきましょう。

今季、達成可能なもっとも大きな記録と言えば、達成すれば名球界入りの資格にもなる通算250セーブにあと19と迫っている山崎康晃でしょう。

近年は守護神剥奪の時期も長く、新守護神の座に座った森原康平の存在もありますが、球団所属選手では2013年の中村紀洋以来、生え抜き選手では2006年の石井琢朗、投手では2000年の佐々木主浩(達成時はマリナーズ所属)以来となるベイスターズからの名球会、見たいものです。

山崎は今季54試合に登板すれば通算600試合登板に達しますが、それだけフル回転できれば、チームの悲願にも近づくかもしれません。その他では森唯斗が通算500試合登板まで残り19、通算150セーブまで残り23となっています。

野手は大記録到達、という選手は見当たらず、桑原が通算1000安打まで残り60本、佐野恵太が同161本、佐野は通算100本塁打まであと10本となっています。100本塁打は牧秀悟があと2本と時間の問題で、オースティンも残り26本で圏内と言えそうです。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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