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野球 コラム 2024年11月26日

「3・18」の開幕戦、大谷翔平は先発できるのか

野球好きコラム by 山田 結軌
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「3・18」に東京ドームのマウンドに上がることができるのか。

リハビリの延長であり、オープン戦の中盤、という位置づけなら“凱旋登板”は実現する。そして、現地やテレビなどで観戦するファンの方々もそれを理解してほしい。来年3月18日に100球を投げ、6~7イニングを投げる可能性は限りなく低いはずだからだ。球数は50球か、30球程度かもしれない。ただ、ドジャースの背番号「17」は日本で公式戦復帰を果たす可能性は十分にある、と思う。

MLB(メジャーリーグ)

ドジャースの大谷翔平投手(30)は本来、開幕投手を見据え、このオフに投手としてのリハビリの段階を上げていくはずだった。2023年9月19日に受けた2度目の右肘手術から、復活を期し、ライブBPなどの実戦的な投球練習を再開する予定が組まれていた。そして、来季の日本開幕戦、3月18日のカブス戦で復活先発することが期待されていた。

だが、ワールドシリーズ第2戦で左肩を亜脱臼して、11月5日に関節唇の損傷を修復する手術を受けた。これにより、やや復帰スケジュールは遅れることが決まった。

「ロサンゼルスのパレード(11月1日)が終わった後に比較的すぐ手術だったので、本当に時間がなかったというか、その日からきょうここまで何もできずにというか、ベットでじっとしてました」

11月21日のナ・リーグMVP会見でそう話し、現状を明かした。術後は、約2週間の安静期間があったようだ。

投手としてのリハビリは、レギュラーシーズン中にはブルペン投球と遠投80メートルまで強度を上げていた。だた、ポストシーズンからは試合でのパフォーマンスを優先してペースダウン。さらにドジャースのブランドン・ゴームズGMは「オフに入ったら、いずれにせよ投球プログラムは一時休養になっていただろう」と説明していた。レギュラーシーズンから続けたリハビリを小休止して回復の時間を設ける。そして、最強化に向かう。左肩負傷前、このオフはそんなスケジュールだったはずだ。

そもそも3月18、19日の日本開幕は米国本土でのメジャー全体の開幕戦から約10日も前倒しで開催される。つまり、他の28球団は同時期、オープン戦の中盤から終盤を迎え、調整段階だ。ゴームズGMが、開幕戦での投球可否について「まだ分からない」(※11月上旬のGM会議時点)としながら「全体像を考えている。逆算して(ポストシーズンの)10月に投げられるには、どうすべきか」と話した。大谷が「3・18」に“仕上げて”臨むことはないし、球団は求めない、ということだ。

「スタートから投げる、または打つというのはもちろん目標に動いています。ただ見通しよりも少し、状態があまりよくなかったので、時間がどの程度かかるかというのは分からない。今はできることとしては、開幕をもちろん目指しています」

将来的にも投手が継続できるように慎重に大谷本人も球団も右肘、左肩を含めた体調を管理するはずだ。それでも3月18日、投手・大谷が東京ドームのマウンドに上がる可能性は、大いにある。

(文・山田結軌=サンケイスポーツMLB担当)

山田結軌(やまだ・ゆうき)

山田 結軌

1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツには2007年4月入社。阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。

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@YamadaSANSPO

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