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野球 コラム 2024年11月10日

WBSCプレミア12が開幕。メキシコでグループAの3試合が行われ、アメリカとメキシコが初戦を落とす

野球好きコラム by J SPORTS 編集部
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WBSCプレミア12 グループA

2019年の第2回大会以来の開催となった『第3回WBSCプレミア12』がメキシコで遂に開幕。この日行われたグループAの3試合は、初戦から延長へ突入するなど、熱戦が続いた。

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『チャロス・デ・ハリスコ』で行われた開幕戦では、大会初出場のパナマと前回大会でのオープニングラウンド敗退の雪辱を期すオランダが対戦。

試合が動いたのは2回。先攻のパナマはオランダ先発のシャイロン・マルティスを攻め、無死1塁から7番ホセ・ラモスがレフトスタンドへノーダウターの2ラン本塁打を放ち先制に成功する。パナマは直後の2回裏に適時打とソロ弾で同点とされるも、3回に2点、4回に3点を奪い、試合の主導権を握る。

一方、劣勢に回ったオランダは4回に1点を返し、6回には5番シャロン・スコープのソロ本塁打で追撃体勢に入ると、その後も代打ドウェイン・ケンプの適時打と内野ゴロの間に1点を追加し、1点差に詰め寄る。

これで勢いに乗ったオランダは、7回に二死3塁から暴投で加点し、試合を振り出しに戻すと、8回には9番レイパトリック・ディダーが粘りのバッティングで適時打を放ち、遂に勝ち越しに成功する。しかし、このドラマは試合最終盤にさらなる盛り上がりを見せることに。

1点を追うパナマは9回に先頭の3番ルベン・テハダが、センター後方へソロ弾を放ち、土壇場で同点に追いついて延長を強いる。好勝負に終止符が打たれたのは10回。オランダは二死満塁からまたしてもディダーが勝負強いバッティングでサヨナラの適時打を放ち、9-8で白星発進を遂げた。

◆試合結果 ※延長10回
パナマ |0 2 2 3 0 0 0 0 1 0 |8
オランダ|0 2 0 1 0 3 1 1 0 1X|9

2024 WBSC世界野球プレミア12

『サンタ・テレシータ』で行われたこの日の第2試合では、前回大会4位のアメリカと、前回はオープニングラウンド敗退ながら、第1回大会ではベスト8入りしたプエルトリコが対戦。この実力伯仲のゲームは、白熱の投手戦をスラッガーの一振りが決める展開となった。

プエルトリコは先発登板したジョナサン・ベルムデスが、4回2安打無失点と好投して試合を作ると、2番手のレイモンド・ブルゴスも1回1/3を投げて、アメリカ打線を零封する。

試合が動いたのは6回。プエルトリコはアメリカ3番手サム・ベンショーターに対し、3番サビン・セバロスが右中間へソロ本塁打を放ち、1点を先制する。プエルトリコは6回以降、5人のリリーバーを投入する小刻みな継投でスコアボードに0を並べ、計7人による完封リレーを完遂して、虎の子の1点を守り切り白星スタートを切った。

◆試合結果
プエルトリコ|0 0 0 0 0 1 0 0 0|1
アメリカ  |0 0 0 0 0 0 0 0 0|0

この日の第3試合では、前回大会3位のメキシコが地元でまさかの不覚を取ることに。敵地でのアップセットを目指したベネズエラは、2回表に6番ジャーメイン・パラシオスのソロ弾で先制すると、なおも一死1・2塁から1番ディエゴ・カスティーヨの2点適時二塁打で3点のリードを築く。

打線が繋がりを見せたベネズエラは5回に1点、6回に3点、そして7回に1点を加え、試合を支配的に進める。メキシコは終盤の3イニングで4点を返すも、この追撃は遅きに失する形となりゲームセット。結局、ベネズエラが8-4でメキシコを撃破し、初のスーパーラウンド進出へ向け弾みをつけた。

◆試合結果
ベネズエラ|0 3 0 0 1 3 1 0 0|8
メキシコ |0 0 0 0 0 0 1 1 2|4

2024 WBSC世界野球プレミア12

J SPORTS編集部

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