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野球 コラム 2024年10月28日

ワールドシリーズ第3戦、大谷翔平のケガを始め、いくつかの「?」がカギを握る

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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大谷翔平(ドジャース)

ドジャースとヤンキースによる東西名門対決となった今年のワールドシリーズは、ご存知の通りホームアドバンテージを握るドジャースが、ドジャースタジアムで開幕2連勝を飾る理想的なスタートを切った。

ドジャースは現地10月28日(日本時間29日)にヤンキースタジアムで行われる第3戦で勝利すれば、早くも王手となり、ヤンキースはシリーズをロサンゼルスへ戻す上で、少なくともニューヨークで2勝する必要があるわけだが、そんな状況で行われるシリーズ第3戦は、両軍を取り巻くいくつかの疑問符がカギを握りそうだ。

最初のクエスチョンマークは、言わずと知れた大谷翔平の左肩の状態である。

現地27日(日本時間28日)の時点でドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、大谷のケガの度合いは深刻なものではなく、第3戦も出場できる見通しであることを示唆しているが、欠場の可能性を完全に否定したわけではない。

仮に大谷が第3戦を欠場する場合、足首に不安を抱えるフレディ・フリーマンが指名打者を務め、一塁にはマックス・マンシーがスライドし、キケ・ヘルナンデスが三塁に入り、アンディ・パヘスを中堅に起用する場合は、トミー・エドマンが遊撃を守り、ミゲル・ロハスを遊撃でスタメン起用する場合、エドマンが中堅に入ることが予想される。

このポストシーズン2本塁打のパヘスには一発があり、ロハスは攻守トータルのバランスに長けた選手ではあるが、大谷の相手に与える脅威と比較すると、戦力ダウンを強いられることは言うまでもない。

次のクエスチョンマークも、同じ主砲に付いているものだが、こちらは負傷ではなく不振による疑問符である。

もちろん、その対象はヤンキースのアーロン・ジャッジであり、このシリーズでは前を打つフアン・ソトと、後ろを打つジャンカルロ・スタントンが揃って本塁打を打っているため、シリーズ最初の2試合を通して9打数1安打6三振と大ブレーキの3番ジャッジが打線に大きな穴を開ける存在となってしまっている。

しかし、逆の見方をすれば、ヤンキースは敵地でスランプのジャッジを抱えながら、2試合連続して惜敗しているのであり、これでジャッジが復調すれば、一気にシリーズの潮目が変わる可能性も考えられる。ポイントは本人も話す通り、広げてしまっている自分のストライクゾーンを修正できるかどうかであろう。

3つ目のクエスチョンマークは、ウォーカー・ビューラー、そしてクラーク・シュミットと、第3戦の両先発投手に灯る疑問符だ。

ビューラーはこのポストシーズンでは、2試合に先発登板しており、パドレスとのディビジョンシリーズ第3戦は5回6失点ながら、メッツと対戦した直近のチャンピオンシップシリーズ第3戦では4回無失点と立て直している。果たしてヤンキースタジアムでは、どちらの彼が見られるのか?

ちなみに、ビューラーが好投したメッツとの第3戦の舞台は、ワールドシリーズ第3戦と同じ、寒い秋のニューヨークであり、既にワールドシリーズで登板の経験のある彼自身、第3戦の前日会見では、寒いなかの投球を得意としていることを明かしているだけに、状況的には良い方のビューラーが見られる雰囲気が漂っていると言えそうだ。

一方、ヤンキースのシュミットはワールドシリーズ初出場という経験値のなさがどう出るか、そして、レギュラーシーズンは本拠地よりも敵地での成績の方が断然優れていたというデータが、果たしてこの第3戦でも反映されるのか、という点に注目したい。

最後の「?」は、フリーマンのワールドシリーズ連続本塁打記録は、ニューヨークでも伸びるのか?という疑問符である。

第1戦でMLB史上初となるワールドシリーズでのサヨナラ満塁本塁打を放ち、第2戦でもドジャースに貴重な追加点をもたらすソロ本塁打を放ったフリーマンは、2021年に遡り、目下ワールドシリーズでは4試合連続本塁打を放っている。

もし、第3戦でブロンクスを沈黙させるアーチを放てば、ジョージ・スプリンガー(ブルージェイズ/当時アストロズ)の持つワールドシリーズ5試合連続本塁打のMLB記録に並ぶことになる。果たして、フリーマンは記録を継続させるのか。

J SPORTS編集部

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