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野球 コラム 2024年10月11日

【横浜好き】ベイスターズ、クライマックスシリーズのキーマンを探してみた

野球好きコラム by 大久保泰伸
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横浜DeNAベイスターズ

10月12日からクライマックスシリーズ・ファーストステージがスタートします。レギュラーシーズン3位からの下剋上へ、まずは2位・阪神が相手となるわけですが、各データを見ながら『キーマン』になりそうな選手を探っていきましょう。

今季の阪神との対戦成績を見ると、初戦の予告先発である東克樹は5試合に先発して2勝1敗、防御率3.55で、今季の成績(26試合13勝4敗、防御率2.16)から見れば、あまりいい成績とは言えません。

特に9月に入ってからの甲子園での2試合は、開幕から続いていた連続クオリティ・スタート記録がストップするなど、いずれも5回で降板(5失点、2失点)となっています。対打者成績で見ると、近本光司に打率.316、大山悠輔には.429と打たれており、リードオフマンと4番打者をいかに抑えられるかが、カギになりそうです。

シーズン終盤に恋女房の山本祐大が故障離脱後は、伊藤光とコンビを組んでいますが、10月の試合では打撃面で存在感を見せていた戸柱恭孝と、どちらがスタメンマスクをかぶるのかも注目されます。

2戦目以降で先発が予想されるのがジャクソンでしょうか。ジャクソンは、今季の阪神戦は6試合に先発して1勝1敗と勝ち星こそ付いていませんが、防御率2.10とセ・リーグ相手ではもっともいい数字を残しています。特に甲子園球場では、3試合で防御率1.53と安定感は増しており、期待してもよさそうです。

対打者成績では、大山に.500、森下翔太に.385、佐藤輝明に.313と打たれていますが、近本、中野拓夢の1、2番コンビを打率1割台に抑えているのが好成績の要因となっているようです。

野手では宮崎敏郎が、対阪神戦打率.361、牧秀悟が.333をマークしていますが、初戦の予告先発である才木浩人が相手となると、牧の.167に対して宮崎は.429と、宮崎の方が期待できそうです。

才木の今季の対ベイスターズ戦防御率は、2試合で3.00ですが、宮崎以外にも佐野恵太が.429(対阪神戦は.267)、桑原将志は.600(同.273)と相性の良い選手が多く、今季32試合連続クオリティ・スタートを記録した東が本来の投球を見せれば、勝機は十分にありそうです。

2戦目以降は大竹耕太郎、高橋遥人あたりの先発が予想されますが、今季2試合の対戦で防御率3.27の大竹には、10月3日の対戦で5回無失点に抑えられ、勝ち星も献上しています。打者別成績では、少ない打席数ながらオースティンが2本塁打を放っており、勝敗に直結する一発を期待したいところです。

少し不気味なのが高橋で、今季を含めて過去4年間対戦がなく、最後に対戦したのが2020年の11月、5回3失点で高橋に勝ち負けはなし、試合は6-5でベイスターズが勝利しています。トミー・ジョン手術から復帰して今季5試合で、4勝1敗、防御率1.52をマークしているサウスポーは、厄介な存在になるかもしれません。

野手は直近の調子が気になるところですが、9月に月間打率.316、10月も5試合で同.500をマークして来日初のタイトルとなる首位打者に輝いたオースティンが、同時期に15打点とポイントゲッターとして期待。牧はそれを上回る9、10月16打点を挙げており、やはりこの2人がキーマンとなりそうです。

9月の打率.385の桑原将志、そして9、10月とも打率3割以上(9月.326、10月.316)をマークした森敬斗が主砲2人の前に出塁すれば、ベイスターズにとって理想の展開である『打ち勝つ野球』でファイナル進出も視野に入ってくるでしょう。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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