人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

野球 コラム 2024年9月11日

【横浜好き】CS進出を目指すベイスターズ、上位3チームとの対戦で期待できる選手は?

野球好きコラム by 大久保泰伸
  • Line

オースティン(横浜DeNAベイスターズ)

レギュラーシーズンもいよいよ大詰めを迎えていますが、ベイスターズは4位でクライマックスシリーズ(CS)圏内争いへ生き残りをかけた戦いが続いています。

7月に9連敗を喫するなど、一時はAクラスが絶望視された時期もありましたが、お盆明けあたりから息を吹き返し、8月末には台風の影響で4試合の中止を挟んだ前後の10試合を8勝2敗のハイペースで勝ち続け、ポストシーズンへの可能性をつなげています。

上位3チームとの直接対決もまだ残しており、ドジャース・大谷翔平の言う「ヒリヒリする」9月は続くわけですが、今回のコラムでは、今季のデータから各チーム相手のキーマンになりそうな選手を探っていきたいと思います(文中の成績は全て9月10日終了時点)。

まずは当面の敵である3位阪神ですが、野手陣は今季の対戦打率.338の牧秀悟を筆頭に、オースティンが.333、宮崎敏郎が.315と主軸の選手が好相性を誇っています。

特にオースティンは、14試合と他の主力選手に比べて試合数が少ないにも関わらず、6本塁打、14打点と、いずれもチームトップの数字で、出塁率と長打率を足したOPSは1.153と驚異的な数字を残しています。

上記の3人以外では、山本祐大が.291で9打点をマーク。特に村上頌樹に対しては7打数5安打の.714と高打率を残しています。もう1人、伏兵的存在と言えるのが京田陽太で、打率こそ.259と低いですが、8打点を挙げています。

先発投手ではジャクソンが阪神戦5試合で1勝1敗ながら、対戦防御率1.53と好成績。大貫晋一も2試合ですが、防御率1.93をマークしています。リリーフ陣では、森原康平、伊勢大夢、ウェンデルケンなどが1点台ですが、現在は一軍枠を外れている中川虎大と京山将弥は、それぞれ5試合、4試合の登板で防御率0.00を記録しています。

J SPORTS STADIUM2024

9月頭の3連戦で3連勝した2位の広島戦では、ここでもオースティンが対戦打率.311と主軸で唯一3割台を記録。牧は打率こそ.276ですが、6本塁打、14打点でチームトップの数字を残しています。

チーム防御率12球団トップの広島投手陣には、さすがに主軸も苦戦する中、現在一軍にいない選手では、関根大気が.353とハイアベレージを残しており、度会隆輝も.325、2本塁打と好相性を誇っています。

先発投手では、東克樹が対戦防御率1.76でチームトップですが、5試合で3勝している一方で、2敗も喫しています。先発、リリーフともに特段、広島に相性がいい選手は見当たらず、ここは自慢の打線で打ち勝つ野球に活路を見出したいところです。

現在、首位に立っている巨人に対しては、ここでもオースティンがもっともいい成績を残しており、対戦打率は3割ジャスト。しかし、自慢の強力打線がもっとも苦戦しているチームと言えるかもしれず、本塁打も宮崎の3本が最多で、その宮崎も打率は.259と、自身セ・リーグ5球団相手にもっとも低い数字。牧も.234、佐野恵太も.261と、いずれもシーズン打率を下回る成績となっています。

そんな中、このカードでもっとも期待できる選手が、1番打者に定着しつつある梶原昂希で、12試合で.340をマーク。今季絶好調の菅野智之に対しても、10打数5安打の.500で本塁打も放っています。

先発投手では東と大貫が対戦防御率1点台を記録していますが、勝ち星にはつながっていません。リリーフ陣では山崎康晃が防御率1.17、佐々木千隼が1.13と好成績を残しており、ウェンデルケンは3試合のみですが、無失点に抑えています。

残り1ヶ月、10月1週目に6連戦を残すなど厳しい戦いは続きますが、3年連続CS進出に向け、最後にもうひと踏ん張りを期待したいところです。

◆先週の度会隆輝(8月31日~9月8日)

月末の埼玉西武戦を1番・ライトで6タコに終わると、翌日は9番で4打数2安打。3日からの東北楽天戦では初戦に3番で5打数4安打、2、3戦は1番に戻っていずれも4打数2安打で、第2戦では犠打、3戦では本塁打を記録した。6日からの千葉ロッテとの3連戦は全て1番に入ったが、3試合で11打数1安打と、状態はやや下降気味となっている。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
野球を応援しよう!

野球の放送・配信ページへ