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現地8月21日(日本時間22日)にニューヨークのシティ・フィールドで行われたメッツとオリオールズの一戦で、とある世界記録が誕生した。1人の男性が年間の始球式の回数でギネス記録を樹立したのである。
これについて、『MLB.com』は同日付で掲載した「ジョークではない:このコメディアンは始球式で記録を達したのだ」という記事で詳報している。記事では冒頭でメッツファンのコメディアンであるエイタン・レヴィンがこの日の試合で始球式を行ったことについて触れた。
その上で、「これは単なる始球式ではなかった。これは彼が今年、スタジアムで行った40回目の始球式であり、これにより年間で行った始球式の最多回数としてギネス世界記録を樹立したのである」と伝えた。
続けて記事では、新たに世界記録ホルダーとなったコメディアンによる「これ以上嬉しいことはないよ。僕はメッツの大ファンで、スター選手たちが居並ぶなか、世界で一番好きな建物で記録を破ることができたのは、大きな意味を持つね」。
「これまでのところ、移動を重ねるクレイジーな夏になっていて、一泊30ドルの空港のホテルで寝たり、車で寝たり、車で何処へでも行ったりしてきた。クレイジーな旅路だったし、この記録を達成できて最高に興奮している」との喜びの言葉を伝えている。
なお、記事によると、今回のレヴィンによる始球式世界記録チャレンジは、小児ガンを支援する『Make-A-Wish』という財団のためのチャリティの一環として行われており、彼自身、小児ガンから生還した1人だという。
また、年間40始球式は通過点に過ぎず、今後、レヴィンはクリーブランドのプログレッシブ・フィールドやシンシナティのグレートアメリカン・ボールパークと行ったメジャーの球場や、マイナーリーグの球場を含め、シーズン終了までにあと11回の始球式を予定しているとのこと。
今季は大谷翔平による前人未到の50-50(50本塁打、50盗塁)の達成に注目が集まっているが、始球式の世界記録はほぼ確実に50の大台に乗りそうな模様である。
J SPORTS 編集部
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