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野球 コラム 2024年8月23日

【横浜好き】イースタン・リーグで首位と2ゲーム差。ベイスターズ、ファームの状況

野球好きコラム by 大久保泰伸
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横浜DeNAベイスターズ

レギュラーシーズンも残り30試合余りとなりましたが、チームは自力優勝の可能性が消滅しており、目標はクライマックスシリーズ(CS)圏内の3位争いとなっています。

8月21日終了時点(以下全て同じ)で3位阪神とのゲーム差は3.5と厳しい状況ですが、昨季は9月に14勝10敗で勝率.583を記録してCS出場を決めており、今年もラストスパートに期待したいところです。

今季も1998年以来となるリーグ優勝は難しいところですが、ファームはイースタン・リーグで首位と2ゲーム差の4位と健闘しています。首位の埼玉西武から北海道日本ハム、巨人と、4チームが日替わりで首位に立つような展開で、熾烈な優勝争いを繰り広げています。

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個人成績を見ると、投手で規定投球回に達している選手はおらず、勝ち頭はリリーフの渡辺明貴で5勝。渡辺はチーム最多の36試合に登板して負けなしの5勝5セーブ、防御率2.50をマークしています。

先発では吉野光樹が15試合で4勝(4敗)、防御率3.18、庄司陽斗がチーム最多の71回2/3(15試合)を投げて3勝(5敗)、防御率2.89。左肩肉離れで離脱中の石田健大が5試合で3勝(1敗)、防御率1.46、今季は一軍登録と抹消を繰り返している濱口遥大が9試合で3勝(2敗)、防御率1.52を記録しています。

将来のエース候補枠では、小園健太が12試合で2勝(0敗)、防御率2.89、8月20日に左肘のクリーニング手術で離脱した森下瑠大が13試合で2勝(2敗)、防御率1.32となっています。リリーフではディアス、堀岡隼人、松本凌人、宮城滝太、三嶋一輝が20試合以上に登板しており、松本(1.48)と三嶋(1.64)が防御率1点台をマークしています。

野手で規定打席に達しているのが井上絢登で、打率.299はリーグ3位の成績。井上は8本塁打、43打点もチーム最多で、主に4番・サードで起用されており、ポスト宮崎敏郎の最右翼と言えるスラッガーです。

規定打席にはわずかに達していませんが、松尾汐恩は65試合に出場して打率.325、3本塁打、36打点をマーク。一軍昇格時にはプロ初の猛打賞など存在感を発揮していますが、このまま二軍での出場が続けば、首位打者の最有力候補と言えるでしょう。また、出場数は少ないですが、度会隆輝が24試合で打率.348、梶原昂希も26試合で打率.317と、ファームでは格の違いを見せています。

ファームのチーム最多出場は東妻純平の67試合でチーム2位タイの4本塁打を放っていますが、打率.180、45三振はチーム最多と課題を露呈。捕手登録の東妻ですが、今季は外野手として起用される試合が増えています。

他には大田泰示が53試合で、打率.243、0本塁打、10打点、楠本泰史が46試合で打率.258、3本塁打、12打点、神里和毅は36試合で打率.289、1本塁打、12打点と、一軍でも準レギュラークラスだった中堅選手の不振も目立ちます。

ファームも残り試合は少なくなっていますが、対戦成績を見ると西武と巨人には勝ち越しており、リーグ優勝の可能性は十分ありそうです。DeNAベイスターズとしてはイースタン・リーグで4度、2位になっていますが、優勝となると大洋ホエールズ時代の1982年以来となり、今季は一軍を上回る『空白期間』の解消に期待したいところです。

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◆先週の度会隆輝(8月12日~8月18日)

12日のイースタン・リーグ東北楽天戦では1番・ライトでスタメン出場して4打数1安打。安打はタイムリーで1打点を記録した。13日には楽天先発の田中将大との対戦が実現し、初回の第1打席は四球、3回の第2打席はピッチャーゴロに倒れた。田中はこの回で降板したが、後の2打席も凡退で3打数ノーヒットに終わった。

17日の巨人戦は7番・ライトでのスタメンで、巨人先発・西舘勇陽とドラ1ルーキー対決となった。対戦は3回の第1打席のみでレフトへ安打を放ち、この日は延長10回にも二塁打で4打数2安打。1番に戻った18日は、2回の第2打席でレフトへのタイムリーの後、4回、8回にも安打で5打数3安打の猛打賞。2試合連続でマルチ安打を記録した。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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