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野球 コラム 2024年8月6日

【横浜好き】ベイスターズの新外国人マイク・フォードの活躍を期待する

野球好きコラム by 大久保泰伸
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横浜DeNAベイスターズ

7月27日の巨人戦で新外国人のマイク・フォードが来日初本塁打を記録しました。フォードは7月5日にベイスターズと推定年俸50万ドル(約8000万円)で契約し、イースタン・リーグで5試合に出場。打率.267、1本塁打、2打点の成績を残して26日に一軍昇格を果たしました。

一軍昇格即スタメン出場となった試合では、四球をひとつ選んだのみで3打数ノーヒットでしたが、来日2試合目となる27日の第2打席に巨人の先発左腕・井上温大からライトスタンドへ本塁打を放ちました。続く第3打席にも安打を放ちましたが、その後は4試合で14打数2安打と振るわず、8月2日にオールスターでの負傷で離脱していたオースティンの復帰にともなって登録抹消となっています。

再び二軍調整となってしまったフォードですが、現状チームの外国人野手はオースティン1人のみで、その頼れる助っ人も故障がちということを考えれば、残りのシーズンでフォードに頼る場面もありそうです。そもそもこの途中入団の内野手、これまでどんな経歴を積んできたのか。遅まきながら、紹介していきましょう。

フォードのプロでのキャリアのスタートは、オースティンと同じヤンキースで、オースティンがMLBドラフト13巡目(全体415位)だったのに対して、フォードはアマチュアFAでの入団でした。オースティンは高卒でのプロ入りだったため、ルーキーリーグからスタートしましたが、契約当時に大学生だったフォードは、プロ入り後も母校のプリンストン大でプレーを続け、アイビーリーグで活躍しました。

契約2年目の2013年にヤンキース傘下の1Aでプロデビューを果たすと、その後はマイナーリーグで着実にステップアップを続け、プロ5年目の2019年4月に初のメジャー契約。ロイヤルズ戦に「7番・指名打者」でMLBデビュー。この年はMLBで50試合に出場して打率.259、12本塁打、25打点をマークしています。

ちなみにオースティンのメジャーデビューは、プロ6年目の2016年8月のレイズ戦に「7番・一塁手」で先発出場し、初打席本塁打を記録。この年はMLBで31試合に出場して打率.241、5本塁打、12打点を記録しています。

フォードは、2020年に29試合で2本塁打、2021年は22試合で3本塁打をマークしましたが、打率はいずれも1割台と伸び悩み、2021年途中にトレードでレイズに移籍。2022年はマリナーズなど4球団に所属し、エンゼルスでは大谷翔平とチームメイトでした。

2023年はマリナーズで、84試合に出場してキャリアハイの16本塁打をマーク。レッズに移籍した今季は、17試合出場で本塁打は1本のみでしたが、3Aでは24試合で打率.297、6本塁打でOPS.919と好成績を残しています。

ヤンキース傘下のマイナー時代には、オースティンのチームメイトだったフォードですが、異国の地で再び共闘することになりました。フォードのMLB6年間の通算成績が252試合出場で打率.205、37本塁打、89打点に対して、オースティンはMLB4年間で209試合出場、打率.219、33本塁打、99打点。

プレー年数を考えると、オースティンの方がやや上ですが、同じ名門球団でキャリアをスタートし、ベイスターズで再び同僚となった2人のMLB実績は、数字だけを見ると、ほとんど同じぐらいとなっています。

8月3日にチームの10連敗を阻止した2本の本塁打を放ったオースティンは、いまやベイスターズ打線に欠かせない存在となりました。フォードにも同様の活躍を期待したいところですが、次の一軍昇格を心待ちにしたいと思います。

◆先週の度会隆輝(7月26日~8月1日)

オールスター明けの巨人との3連戦、スタメンは2番・ライトで出場した26日の1試合のみ。第2打席で安打、第4打席に四球で出塁し、5打席4打数1安打をマークした。代打で出場した27、28日は外野フライと三振。

カードが変わって30日の広島戦も代打で三振に倒れた。1番・ライトでスタメン復帰した31日は第2打席でレフトへ安打を放ったが、3打数1安打で7回の第4打席には代打・蝦名達夫を起用された。スタメン落ちした1日も代打で三振、シーズン打率は.257と苦戦が続いている。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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