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野球 コラム 2024年7月26日

【ハイライト動画あり】打線好調のNTT西日本、2試合連続2桁安打で日本製紙石巻に勝利。都市対抗野球

野球好きコラム by 大久保泰伸
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NTT西日本 vs. 日本製紙石巻

「第95回都市対抗野球大会」は7日目。第3試合は、1回戦で三菱自動車岡崎(岡崎市)にコールド勝ちしたNTT西日本(大阪市/近畿第5代表)と、KMGホールディングス(福岡市)に競り勝った日本製紙石巻(石巻市/東北第2代表)が対戦した。

先制したのはNTT西日本、1回裏に3つの四死球で満塁となり、藤井健平のタイムリーで2点を先制した。その後は6回まで両チームとも得点が奪えなかったが、次の点を取ったのは、またもNTT西日本だった。7回裏に安打と2四球で一死満塁のチャンスをつくり、中村篤人の犠牲フライでまず1点。さらに藤井のタイムリーで2点を追加した。

勢いづいたNTT西日本は、8回裏に打者一巡の猛攻。天井一輝と浜田龍之佑の2本の2点タイムリー2塁打の後、藤井がこの日3本目となるタイムリーを放って一挙5点のビッグイニングとなった。

日本製紙石巻は先発の小寺智也が2回途中2失点で降板した後、小刻みな継投で計10人の投手を注ぎ込んだが、7番手の星野健太が一死も取れず失点につながり、8回に登板した10番手の秋田稜吾は5失点と力尽きた。打線は散発の4安打、2塁を踏めずに完封負けで11年ぶりの準々決勝進出を逃した。

NTT西日本先発の浜崎浩大は、9回137球を投げ切り、被安打4、8奪三振で無失点と圧巻の投球だった。1回戦で12安打14得点の猛攻を見せたNTT西日本打線の勢いは、この試合でも止まらず、2試合続けての大勝。第91回大会(2020年)以来となるベスト8進出を果たした。

◆試合結果
日本製紙 |0 0 0 0 0 0 0 0 0|0
NTT西日本|2 0 0 0 0 0 2 5 X|9

◆投手
・日本製紙 :小寺智也、塚本峻大、川合勇気、鈴木楓汰、相内康佑、佐藤亜蓮、星野健太、中島涼貴、登藤光、秋田稜吾
・NTT西日本:濱崎浩大

文:大久保泰伸

第95回 都市対抗野球大会

【ハイライト動画】2回戦 NTT西日本 vs. 日本製紙石巻|2試合連続の2桁安打でNTT西日本が圧勝

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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