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三菱重工East vs. 伏木海陸運送
「第95回都市対抗野球大会」6日目、第2試合は、2年連続14回目の出場となる三菱重工East(横浜市/西関東第1代表)と、3年ぶり7回目の出場となる伏木海陸運送(高岡市/北信越代表)が対戦した。
三菱重工East先発の本間大暉が圧巻の投球を見せた。9回112球を投げて被安打5、10奪三振で今大会初となる完封劇。7回まで打たれた安打は3本のみで、得点圏に走者が進んだのは、2回表に二死から2塁打を打たれた1度のみ。8回表に一死から初めて連打を浴びて一死1・2塁とされたが、次打者をセカンドゴロ併殺打に打ち取った。
三菱重工Eastの攻撃陣は、先頭打者の2本を含む4本の二塁打が飛び出すなど、再三、得点圏に走者を進めたが、なかなかタイムリーが出ないもどかしい攻撃が続いた。そんな中、3回裏に東芝からの補強選手である下山悠介のライトスタンドに飛び込むソロ本塁打で先制すると、7回にも下山が貴重な追加点となる、この日2本目の本塁打を放って全得点を叩き出す活躍を見せた。
2021年以来、7回目の出場となった伏木海陸運送は、大会初勝利を狙ったが、二次予選3試合で計39安打22得点と活発だった打線が機能しなかった。過去8大会連続で北信越代表は初戦敗退を喫していたが、今大会の伏木海陸運送もその流れを変えることができなかった。
◆試合結果
伏木海陸運送|0 0 0 0 0 0 0 0 0|0
三菱重工East|0 0 1 0 0 0 1 0 X|2
◆投手
・伏木海陸運送:飯塚亜希彦、山田篤史、江村伊吹、西納敦史
・三菱重工East:本間大暉
◆本塁打
・三菱重工East:下山悠介(3回ソロ/7回ソロ)
文:大久保泰伸
第95回 都市対抗野球大会
【ハイライト動画】1回戦 三菱重工East vs.伏木海陸運送|三菱重工East、完封&2本塁打で勝利
大久保泰伸
フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。
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