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野球 コラム 2024年7月24日

【ハイライト動画あり】10年連続49回目出場の日本通運、2年連続63回目の日本生命との名門対決に勝利。都市対抗野球大会

野球好きコラム by 大久保泰伸
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日本生命vs.日本通運

「第95回都市対抗野球大会」6日目は、1回戦の残り3試合が行われ、出場全32チームが出揃う。第1試合は、2年連続63回目の出場となる日本生命(大阪市/近畿第1代表)と、10年連続49回目の出場となる日本通運(さいたま市/南関東第1代表)が対戦した。

ともに優勝経験がある名門チームで、今大会でも地区第1代表同士の対戦と、1回戦屈指の好カードとなったこの試合。先に主導権を握ったのは日本通運。2回表に稲垣誠也のタイムリーで先制すると、3回表には4番・沓澤侑輝がライトスタンドへ弾丸ライナーで飛び込むソロ本塁打を放って2点リードを奪った。

日本生命も4回裏に反撃。松本渉のピッチャー強襲の内野安打から一死2・3塁のチャンスを作り、竹村陸のセカンドゴロの間に1点を返した。5回以降は両チームとも安打が出ても単発で、得点を奪えなかった。日本生命は8回裏に先頭の石伊雄太が安打を放ち、送りバントで一死2塁としたが、後続がなく1点及ばず初戦敗退となった。

日本通運は先発の前田敬太が9回108球を投げ切り、被安打3、1失点の好投で完投勝利をマークした。日本生命は先発した山本隆広が4回2失点で降板した後、2番手の大宮隆寛が5イニングを無失点に抑えたが、二次予選でチーム打率.348の味方打線が沈黙した。

歴代最多の63回目出場となった日本生命だったが、5年ぶりの初戦突破はならなかった。接戦を制した日本通運は、4年連続で2回戦に進出した。

◆試合結果
日本通運|0 1 1 0 0 0 0 0 0|2
日本生命|0 0 0 1 0 0 0 0 0|1

◆投手
・日本通運:前田敬太
・日本生命:山本隆広、大宮隆寛

◆本塁打
・日本通運:沓澤侑輝(3回ソロ)

文:大久保泰伸

第95回 都市対抗野球大会

【ハイライト動画】1回戦 日本生命 vs. 日本通運|投手戦となった名門対決

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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