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野球 コラム 2024年7月24日

【ハイライト動画あり】創部6年目の北海道ガス、優勝2度のNTT東日本を破って北海道勢通算100勝目を達成。都市対抗野球大会

野球好きコラム by 大久保泰伸
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北海道ガスvs.NTT東日本

「第95回都市対抗野球大会」5日目、第3試合は4年連続4回目の出場となる北海道ガス(札幌市/北海道代表)と、2年ぶり47回目の出場となるNTT東日本(東京都/東京第1代表)が対戦した。

試合は創部6年目の新鋭が、47回目出場で2度の優勝を誇る名門を打ち破った。北海道ガスは、2回裏に一死から高橋謙太が四球で出塁し、長谷川寛と小栗研人の連続2塁打で2点を先制した

5回表にNTT東日本が1点を返したが、直後の5回裏に北海道ガスは寺田和史のタイムリーで1点を追加し、さらに高橋がライトスタンドへ3ラン本塁打を放ち、この回一挙4点。7回裏にも寺田の2塁打からつくった一死3塁のチャンスに高橋が犠牲フライを放ってリードを広げた。

追い詰められたNTT東日本は、8回表に先頭打者の石井巧が振り逃げで出塁し、野口泰司のタイムリーと押し出し四球で2点を返し、なおも一死満塁の好機をつくったが、内山京祐が併殺打に倒れて反撃もここまでだった。

北海道ガスは、先発の村上大芽が6回途中1失点と好投。2番手の石井竜也が2失点を喫したが、武笠達也、大城祐樹とつないでNTT東日本の反撃を許さなかった。一方のNTT東日本は、先発の長久保滉成が4回2失点で降板後、後を継いだ多田裕作と中島隼也が計5失点と誤算だった。

北海道ガスは2022年に東芝から都市対抗初勝利を記録して以来となる本大会2勝目。この勝利は北海道勢通算100勝目という特別な1勝となった。

◆試合結果
NTT東日本 |0 0 0 0 1 0 0 2 0|3
北海道ガス|0 2 0 0 4 0 1 0 X|7

◆投手
・NTT東日本:長久保滉成、多田裕作、中島隼也、吉松塁、堀誠
・北海道ガス:村上大芽、石井竜弥、武笠達也、大城祐樹

◆本塁打
・北海道ガス:高橋謙太(5回3ラン)

文:大久保泰伸

第95回 都市対抗野球大会

【ハイライト動画】1回戦 北海道ガスvs.NTT東日本|北海道勢が100勝目を飾る

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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