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野球 コラム 2024年7月21日

【ハイライト動画あり】西濃運輸、延長タイブレークで3点差をひっくり返してJR東日本に大逆転勝ち。都市対抗野球大会

野球好きコラム by 大久保泰伸
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JR東日本vs.西濃運輸

7月19日(金)に開幕した「第95回都市対抗野球大会」。大会2日目の第3試合は前回大会ベスト4で、15年連続27回目の出場となるJR東日本(東京都/東京第4代表)と、4年連続41回目の出場となる西濃運輸(大垣市/東海第5代表)が対戦した。

今大会初の延長タイブレークとなったこの試合は、劇的な幕切れとなった。2-2の同点で迎えた延長11回表、JR東日本は無死1・2塁から辻野雄大が一、二塁間へ放ったゴロが相手守備の連携ミスを誘って1点勝ち越し。さらに山内彗、高橋隆慶の連続タイムリーで3点を奪った。

追い詰められた西濃運輸だが、延長11回裏無死1・2塁で先頭打者の山崎大輝が左中間を破る2点タイムリー二塁打を放ち、さらに安打と四球で一死満塁となり、原田大輔が1・2塁間を破る同点タイムリー。

最後は代打で登場したルーキーの河田隆博が、押し出し四球を選んで逆転サヨナラ勝ちとなった。反撃の口火を切った山崎と安打で好機を拡大した三村政喜は、ともにJR東海からの補強選手だった。

JR東日本は先発した西田光汰が6回無失点と好投したが、7回から登板した尾崎完太が打者3人に対して、アウトをひとつも取れず降板と誤算。後を継いだ西居建陽が延長戦まで無失点で凌いだが、5イニング目で力尽きた。

西濃運輸は本大会初先発となった高卒4年目左腕の吉田聖弥が、7回2失点と試合をつくり、最後は補強選手の活躍で7年ぶりの勝利となった。

◆試合結果
JR東日本|0 0 0 0 1 0 1 0 0 0 3 |5
西濃運輸|0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 4X|6

◆投手
JR東日本:西田光汰、尾崎完太、西居建陽
西濃運輸:吉田聖弥、喜久川大輔、山下大輝

文:大久保泰伸

第95回 都市対抗野球大会

【ハイライト動画】1回戦 JR東日本vs.西濃運輸|延長11回の大逆転劇

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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