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野球 コラム 2024年7月2日

【横浜好き】先週のベイスターズ、球団最多のサヨナラ安打に52年ぶりの開幕7連勝

野球好きコラム by 大久保泰伸
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横浜DeNAベイスターズ

首位から最下位まで7ゲーム差と混戦模様のセ・リーグで、ベイスターズは36勝34敗1分で首位広島と3ゲーム差の2位と好位置につけています。一時は『6』まで増えた借金を完済した交流戦から上り調子のチームですが、先週は巨人、中日を相手に3勝2敗。貯金を1つ増やした6月最終週のトピックスを挙げていきましょう。

◆宮崎敏郎、球団最多となる8本目のサヨナラ安打

年に1度、南場智子オーナーの出身地である新潟での巨人相手の主催試合は1点差で惜しくも敗れましたが、ハマスタに戻った27日は延長戦の末、宮崎敏郎の一発で劇的勝利となりました。今年はここまで34試合で12勝21敗1分と苦戦を強いられているハマスタで、今季初のサヨナラ勝ちとなりました。

昨年5月以来のサヨナラ弾となった宮崎は「風のおかげです」と殊勝なコメントでしたが、この日も含めて通算8本目となるサヨナラ安打は松原誠、ロバート・ローズ、谷繁元信、鈴木尚典、金城龍彦の持つ球団最多記録に並びました。

◆東克樹、球団52年ぶり3人目の開幕7連勝

29日の中日戦では、先発した東克樹が7回を投げて被安打6、1失点の好投で7勝目をマークしました。球団左腕初となる開幕から無傷の7連勝は、チームでは1968年島田源太郎の10連勝に次ぐ記録で、1972年坂井勝二以来、球団52年ぶり3人目。開幕投手の7連勝は、2リーグ制以降では2015年の北海道日本ハム・大谷翔平(現ドジャース)に並ぶ快挙となりました。

この試合では牧秀悟が初回に先制の9号2ラン、4回には貴重な追加点となる10号ソロと、自身3年ぶりとなる2打席連続本塁打で東を援護。プロ入りから4年連続2ケタ本塁打は、球団では村田修一以来の記録となりました。

今季は開幕後に第1子が誕生した牧ですが、右太もも裏の肉離れによる離脱もあり、本調子とは言えない状態にあります。今季初の1試合2発に、本人は「たまたま打てただけかもしれない」と弱気なコメントも発していましたが、三浦大輔監督は「今日の2本でだいぶ変わってくると思う」と期待していました。

◆オースティン、18試合連続安打を継続中

その牧の4番の座を脅かすほどの活躍を見せているのがオースティンです。先週出場した4試合でも全て安打を放った大砲は、6月4日のオリックス戦以来、18試合連続安打を継続中。

その間の成績は打率.351、5本塁打、17打点と、頼れるポイントゲッターになっています。連続試合安打の球団記録は、1993年グレン・ブラッグスの29試合、さらにNPB記録は1979年高橋慶彦(当時広島)の33試合ですが、オースティンがその記録にどこまで迫れるのか、注目です。

◆堀岡隼人、戦力外から育成契約を経て初登板

チームが完封負けを喫した30日には昨季限りで巨人を戦力外となり、今季からベイスターズに移籍した堀岡隼人が移籍後初登板を果たし、最速151キロをマークするなど、1イニングを無失点に抑えました。

新天地では育成契約でスタートした堀岡は、イースタン・リーグで19試合に登板して1勝1敗、防御率3.72の成績を残して6月8日に支配下登録。神奈川県秦野市出身の堀岡は、地元での復帰に「また違うユニフォームで試合に出られる嬉しさがあった」とコメントしましたが、登板翌日の1日には、先発のため再昇格となった石田裕太郎と入れ替わる形で登録抹消となりました。

◆今週の度会隆輝(6月27~30日)

27日からの4試合は全て2番・ライトで先発出場。13日の千葉ロッテ戦から11試合連続で同ポジションでの起用となり、2番打者として定着しつつある。27日の巨人戦は5打席ノーヒット(1四球)で自身の連続試合安打が9試合でストップした。

カードが変わった28日の中日戦は4打数2安打とマルチ安打を記録。今季防御率0点台と絶好調の高橋宏斗から4回の第2打席にレフトへ安打を放ち、7回の第4打席にも中日2番手の祖父江大輔から、これも逆方向への安打を放った。

29日は第1打席で中日先発・大野雄大から先制点につながるセンターへの安打を放ったが、その後の4打席は凡退で5打数1安打。30日は初回に四球で出塁したが、その後の3打席は凡退で、シーズン打率は.263となった。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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