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野球 コラム 2024年5月23日

今永昇太、MLB公式の最新パワーランキングで1位となる

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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今永昇太(カブス)

このほど、『MLB.com』が発表した最新の『パワーランキング先発投手部門』の投票では、サウスポー3人による熾烈なトップ争いが繰り広げられたようだ。

同サイトは、現地5月22日付で掲載した今回のパワーランキングに関する記事の冒頭で、「我々による最新の先発投手パワーランキング投票は、センセーショナルなサウスポー3人によるバトルとなったが、それぞれの投手はここへ至るまで、広く異なる道のりを経て、トップの座へ名乗りを上げた」と前置き。

続けて「MLB.comのパネリストは、日本のNPBからメジャーへ輝かしい転身を遂げたカブスのショウタ・イマナガ、昨年のケガからの復帰で有望性を見せた後、エグい投球を武器に、27歳で大躍進を遂げたタイガースのタリク・スクーバル、そして目下絶好調の波に乗っている7年目の技巧派ベテランであるフィリーズのレンジャー・スアレスの3人に対して優劣をつけなければならなかった」とした。

その上で、「ここに簡単な判定などなかったが、最終的にナンバーワンとなれるのは、1人のみである」と勿体をつけつつ、最新のランキングを発表した。

そして、その左腕のバトルを制し1位に君臨したのは、今永昇太だった。同サイトの記事ではカブスのルーキー左腕について、「イマナガが零封試合に次ぐ零封試合を続けるなか、我々のパネリストのリアクションは、懐疑論から受容へ、更には完全なる信奉へと変化してきた」と切り出した。

その上で、「ここまでの30歳の左腕によるパフォーマンスは、魔法のトリックのように見えるが、――彼のフォーシームとスプリッターのコンボは、対戦相手にとって、文字通り同一の球種に見える―― その結果は到底無視できないものとなっている」とした。

さらに「メジャーリーグで、彼のようなキャリアのスタートを切った先発投手は皆無であり(先発9試合で5勝無敗、防御率0.84)、前回の先発投手パワーランキング投票で4位デビューを飾ったイマナガが、今回トップの座に君臨するのは至極当然のことである」と評している。

同ランキングの2位には、前回に続きスクーバル(6勝1敗/防御率2.25)がランクインし、3位には前回5位のスアレス(9勝1敗/防御率1.36)がランクインした。4位以下は次の通り。

4位:ザック・ウィーラー(フィリーズ)
5位:タイラー・グラスナウ(ドジャース)
6位:クリス・セール(ブレーブス)
7位:セス・ルーゴ(ロイヤルズ)
8位:ポール・スキーンズ(パイレーツ)
9位:コービン・バーンズ(オリオールズ)
10位:タナー・ハウク(レッドソックス)

なお、トップ10入りはならなかったものの、「得票した他の投手」のリスト(全12人)には、パドレスのダルビッシュ有とドジャースの山本由伸も名を連ねている。

J SPORTS編集部

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