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大谷翔平(ドジャース)
熱戦のショーに終止符を打ったのは、やはりこの男だった。ドジャースの大谷翔平は現地5月19日(日本時間20日)、本拠地ドジャースタジアムでのレッズ戦に「2番・指名打者」でスタメン出場。
2-2で迎えた10回裏にドジャースでは初となる、メジャー通算2度目のサヨナラ打を放ち、チームを勝利に導いた。この日の大谷は4打数2安打1打点をマークし、打率をMLBトップの.353に向上させた。
『MLB.com』でドジャースを担当するフアン・トリビオ記者は試合後、「オオタニの『特別な週末』は彼によるドジャースでの、初のサヨナラ打で終焉」と題した記事を投稿。
その冒頭で、「今週はショウヘイ・オオタニにとって並外れた週だった」と前置きした上で、
「木曜に、オオタニはドジャースのメンバーとして、初めて自身のボブルヘッドが配布される夜を過ごし、試合開始の4時間前からドジャースタジアムの外に長蛇の列を作り出した。列が余りに長くなったため、ドジャースは開門を早めた」。
「その翌日、オオタニはロサンゼルス市により偉業を認められ、同市は2度のアメリカン・リーグMVPが、ドジャースのユニフォームを着ている限り、少なくとも今後10年は5月17日がショウヘイ・オオタニの日になることを宣言した。オオタニはもちろん、その夜にホームランを放った」。
そして、「日曜に、オオタニはドジャース入団後初となるサヨナラ打を右腕のアレクシス・ディアスから放ち、てんこ盛りの週末を締めくくった」と、二刀流スターの1週間を振り返った。
続けて同記者は、「47試合終了時点で、オオタニはドジャースで攻撃のほぼ全てのカテゴリーをリードしている」とした上で、「指名打者でありながら、彼はナ・リーグMVP争いにおける、序盤のフロントランナーの1人としての地位を確固たる物とした」と伝えた。
記事ではこの後、「今季、オオタニが苦しんでいる部分を1つ挙げるとすれば、それは得点圏での打撃だろう」と、得点圏打率について触れた上で、「オオタニは今季最初の得点圏に走者を置いた21打席で、ヒット1本しか記録していなかった」と指摘。
しかし、「(チームとの話し合いを経たことで)オオタニは良くなっており、この日のディアス相手の打席でも、有利なカウントを作るなか、大半の左打者は一塁へのゴロに終わるであろう内角低めの投球をはじき返して単打としている」と、サヨナラ打の場面について振り返った。
J SPORTS 編集部
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