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野球 コラム 2024年5月14日

変幻自在、ダルビッシュの“引き出し”

野球好きコラム by 山田 結軌
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ダルビッシュは日米通算200勝まであと1勝

いきなりそんなことできるの?!パドレスのダルビッシュ有投手(37)の試合後取材では、よく驚かさされる。5月6日、シカゴでのカブス戦では「きょうはちょっと思い切ってメカニクスを一気に変えたので、それによって球速、力はあったと思う」とコメントした。もちろんこれは、ダルビッシュ本人の感覚ベースの話で正直、見ている者としてはフォームのどこが変わっているのか分からなかった。

「どちらかというと2022年の最初のような、前半戦くらいのフォームというか。そのくらい動きをしたいので、その動きに近い感じでいきました」

22年の前半は防御率3・41で被打率・214の成績を残した。なぜ、いきなりフォームを変更しようと思ったのか。

「体のストレングス(強度)とかそういうのに比べて球速が出ないときがあった」

ウエートトレーニングなどで扱う重量、体に感じている力感の割に自身が想定するほど球速が出ないことで「もう一回フォームを見直して、過去どういうフォームで投げていたとか、どういう(練習の)ドリルをやっていたかを見直して、本を読み直したりとかそういうこと」を取り組んだという。「簡単に言うと筋肉を使って投げるというより、もうちょっと体をうまく使って投げる。(表現する)言葉が難しいんですけど」と感覚を説明した。

臨機応変に、そして柔軟に対応することに躊躇はしない。首を痛めて入っていた負傷者リスト(IL)から復帰した4月30日のレッズ戦。試合前ブルペンでは、投手プレートの踏み位置をその場で変更することをひらめいた。従来は三塁側を踏んでいたが、十数センチだけ真ん中に寄せていた。これを右足のつま先が三塁側ギリギリを踏むように変更した。

「ILから帰ってきた日にちょっと思い切って三塁側にいこうと思って。速いスライダー、小さいスライダーを投げたいのでそれを真ん中の方から投げてしまうと、アングル的に打者から見やすいというのと、あまり横曲がりしないスライダーなので、この角度があった方が打者が嫌だと思うので」

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