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野球 コラム 2024年2月13日

【広島好き】沖縄と日南、カープ2次キャンプのメンバー分けを確認する

野球好きコラム by 大久保泰伸
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広島東洋カープ

日南の第1次キャンプが2月13日で終了し、一軍メンバーは沖縄へ移動して15日から第2次キャンプに入ります。実績のない若手選手にとっては、今季の行方も左右しかねない昇格、降格の機会となりますが、オープン戦など実戦が中心になる沖縄行き、そして二軍メンバーとして宮崎に残る選手が発表されました。

一軍実績のあるベテラン、中堅選手では會澤翼、上本崇司、野間峻祥、松山竜平が宮崎に残ることになりました。これは実力的な問題ではなく、体調面や練習により集中できる場での調整の意味があると思われます。この4人に関しては、右膝手術から復帰を目指し、二軍での調整が続いている秋山翔吾も含めて、開幕までには間に合わせてくることが予想されます。

逆に来日直後で二軍スタートとなっていたハッチ、ハーンの新外国人投手は沖縄行きが決まっています。日南1次キャンプの第2クールから一軍に合流した2人は、すでにブルペンにも入っており、これから実戦を重ねながら、それぞれのポジションも決まることになるはずです。

外国人では、2人と入れ替わりのような形でコルニエルが二軍合流となりました。ドミニカアカデミーから練習参加となっていた野手のロベルトとラミレスも宮崎に残ります。

野手では、同じく第2クールから一軍に合流した韮澤雄也、二俣翔一、中村奨成の3選手の沖縄行きが決まりましたが、同日に一軍合流の羽月隆太郎は宮崎に残ることになりました。

熾烈な争いとなることが予想される投手陣の一軍枠ですが、ドラフト1位ルーキーの常廣羽也斗の沖縄行きが決定。学業優先のため、二軍スタートとなっていましたが、満を持しての一軍昇格となりました。

常廣と同じルーキーの高太一、滝田一希も引き続き一軍帯同が決定。これで沖縄ではドラフト1、2、3位が一軍で揃い踏みということになりましたが、一軍スタートだった5位・赤塚健利の沖縄行きはなりませんでした。

今オフに現役ドラフトとFA補償でパ・リーグから移籍した2人の投手は、内間拓馬が沖縄行きを決めましたが、日高暖己は二軍合流と、明暗が分かれました。日高と同級生の斉藤優汰は、引き続き一軍残留を決めています。当落線上の投手では、今年こそ先発ローテ定着が期待される遠藤淳志が二軍に合流。入れ替わる形で塹江敦哉が沖縄に行くことになりました。

沖縄行きを決めた選手で、開幕一軍争いで注目の選手が、投手では2022年ドラフト1位の黒原拓未、今季2年目となる益田武尚、河野佳の社会人出身コンビ、さらに右肩手術から完全復活が期待されるアドゥワ誠あたりでしょうか。二軍には野村祐輔や中崎翔太らの実績十分のベテランに、ケムナ誠、松本竜也、戸根千明なども控えており、ここからのサバイバルに注目したいところです。

野手では、レギュラー争いに加わりそうな外野陣の田村俊介、中村貴浩、また、ここにきて急速に評価を上げつつある2年目の久保修、「今年こそ野球に集中する」という中村奨成、昨季一軍出場がなかった中村健人も沖縄行きを決めています。

外野は前出の秋山、野間がもっとも定位置に近い存在で、一軍実績のある大盛穂や、昨季一軍未出場の宇草孔基が、シート打撃でマルチ安打と猛アピールをしており、3つの枠は最後まで見逃せない展開になりそうです。

最後に、個人的に注目したいのが、捕手で沖縄行きを決めた石原貴規、高木翔斗の2人です。ここも実績十分の會澤、磯村嘉孝に加えて、育成上がりで打撃が注目された持丸泰輝も控えています。

高い守備力の石原は一軍でもその力を証明済みですが、高卒3年目の高木は、石原慶幸バッテリーコーチと同じ県岐阜商高出身の正統派捕手で、どこまで一軍に喰らいつけるか、注目しています。

【沖縄キャンプメンバー】

◆投手
・九里亜蓮、大道温貴、森浦大輔、大瀬良大地、森 翔平、 常廣羽也斗、森下暢仁、栗林良吏、高 太一、黒原拓未、益田武尚、床田寛樹、滝田一希、塹江敦哉、矢崎拓也、ハッチ、島内颯太郎、河野 佳、斉藤優汰、アドゥワ誠、玉村昇悟、内間拓馬、ハーン

◆捕手
・坂倉将吾、石原貴規、高木翔斗

◆内野手
・田中広輔、堂林翔太、レイノルズ、菊池涼介、林 晃汰、小園海斗、韮澤雄也、矢野雅哉、シャイナー、二俣翔一

◆外野手
・中村健人、久保 修、田村俊介、中村奨成、中村貴浩

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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