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野球 コラム 2024年2月3日

【横浜好き】キャッチフレーズは『横浜進化』。ベイスターズのキャンプ初日を振り返る

野球好きコラム by 大久保泰伸
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横浜DeNAベイスターズ

春季キャンプがスタートしました。野球関係者が年に2回目となる「あけましておめでとうございます」と挨拶する2月1日。2024年シーズンの『元旦』とも言えるこの日、キャンプの「初日から」を集めてみました。

まずはプロ野球選手としても『初日』となったドラフト1位入団の度会隆輝。フリー打撃での初スイングで、いきなり柵越えアーチという前評判通りの打撃を披露しました。

この日、キャンプのメインスタジアムである「ユニオンですから」球場には、左打者にとっては逆風が吹いていましたが、渡会は30スイングで3本の柵越えを放ちました。練習後には球団歌「熱き星たちよ」のレコーディングにも参加し、DeNA球団創設以来、新人選手としては初、自身にとっても人生初の体験となりました。

昼休みのランチ特打には、復活を目指すオースティンが登場。初日から4本の柵越えで強打健在をアピールしました。オースティンは来日1年目に20本塁打、その翌年も28本塁打をマークしましたが、3年目の2022年は故障に泣き、出場は33試合のみ、昨季も22試合出場にとどまっていました。

3年契約の2年間でわずか1本塁打に終わりましたが、右肘、右鎖骨と2度の手術を経て、契約最終年となる今季はキャンプ初日から持ち味の打棒全開で、2日目も連日のランチ特打で61スイング中柵越え10本と、このまま順調にいけば今季こそは期待してもよさそうです。

投手陣では、守護神奪回を目指す山崎康晃が初日からブルペンで投球練習を行なっています。昨季は6月に入った時点で防御率5点台と不安定な投球で、7月中旬からは森原康平に守護神の座を取って代わられる悔しいシーズンとなりました。史上最年少の通算250セーブまで残り23としている右腕は、体重8キロ減と身体を絞ってキャンプに挑み、初日からブルペンで31球を投げました。

今季は森原に加え、来日1年目から防御率1点台をマークしたウェンデルケンらと守護神の座を争うことになりますが、名球界入りの条件でもある大台に向け、元守護神が決意のキャンプインとなっています。

元守護神と言えば、ソフトバンクで長らくその座を務め、通算127セーブを記録している森唯斗も初日からブルペン入りしています。キャンプ初日のウオーミングアップを終えた後、昨年のファン感謝祭で自分をイジった上茶谷大河とキャッチボールを行なった森唯は、ブルペンで19球を投げ込みました。

昨オフにソフトバンクからまさかの戦力外通告を受けてベイスターズの一員となった右腕は、昨季から本格的に先発転向となりましたが、日本一に何度も輝いたその豊富な経験は、ポジションはどうあれ、チームにとって大きな力になるはずです。

今季からキャプテンに就任した牧秀悟は、ウオーミングアップのランニングでは先頭を走ってナインを引っ張り、打撃練習で同組だったルーキーの渡会に声をかけるなど、初日からその立場にふさわしい姿を見せていました。

フリー打撃ではノーアーチに終わり、「(打撃は)見せられるものではなかった」と残念そうな表情も見せましたが、キャプテンマークの入った真新しいユニフォームに身を包み、「チームとしては絶対優勝したい」と意気込みを語っています。

今季のキャッチフレーズは『横浜進化』に決まりましたが、『一心』『反撃』『頂戦』と続いて4年目の『進化』で悲願達成となるか。まずは春季キャンプから、選手たちの日々の進化に注目していきたいと思います。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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