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野球 コラム 2024年2月1日

【楽天好き】楽天イーグルスの金武キャンプ初日。田中将大、ターリー、古謝樹、松田啄磨がブルペン入り。浅村栄斗もサードの練習

野球好きコラム by 松山 ようこ
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快晴の初日となった金武キャンプ

東北楽天ゴールデンイーグルスの金武キャンプ初日。気温23度、降水確率0%と青く澄んだ空の下、選手たちが白い歯を見せながらウォーミングアップを始めた。キャンプ初日の緊張感はなく、リラックスした雰囲気だ。

ブルペン入りの前、ゴロを捌く練習をする投手陣が中継に映し出されると、田中将大を中心に笑顔が広がった。次の瞬間には大きな声をあげながら、次々と投手たちがノックを受けていく。ベテランも若手も賑々しく時に笑いが巻き起こり、見ているこちらにも明るいエネルギーが伝わってくるようだ。

金武キャンプ初日

11時すぎには、最初の投手グループがブルペン入り。その中には、昨年10月に右肘関節鏡視下クリーニング術を受けたばかりの田中将大の姿も。例年、サブグラウンド隣の手前レーンで投げ込む田中が、この日は一番奥のレーンにいる。肘を気にする様子はなかったものの、次のグループがブルペン入りを始めた、11時半ギリギリまで丁寧に1つ1つ確認するかのように投げ込んでいた。

その手前レーンでは広島から移籍したターリーが投げていた。他にも、同じグループでは瀧中瞭太、弓削隼人、則本昂大らがブルペン入り。なかでも瀧中と弓削の同い年コンビは、早くも仕上がり上々のようで、強いボールを投げ込む姿が見られた。

瀧中は2021年に10勝をあげるも、直近2年は2勝に留まる。この日、J SPORTSのレポーターを務める中田浩光さんが瀧中に直撃すると、「今年はがんばらないといけない。開幕ローテに入って、守り切りたい」とその覚悟を語った。

一方の野手陣は、グラウンドで内・外野一緒のグループでノックを受けていた。サードの位置には、今季からコンバートとなった浅村栄斗の姿も。浅村が一緒にノックを受けた同じグループのメンバーは、島内宏明、鈴木大地、阿部寿樹というベテランの3人。穏やかな様子でこなしていく。

解説の高橋雅裕氏によると、「初日のノックはまず体を動かすぐらいの意識で、強度を上げることなく、1人ひとりが丁寧に様々な動きを確認しながら」という意図なのだそうだ。

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全体的に穏やかな様子の浅村たちとは対照的に、一際大きな声をあげていたのが、新加入の山田遥楓。昨年オフに戦力外となり、楽天では育成契約からの再スタートとなる。右耳の難聴というハンディや、昨年は腰の手術から復活した苦労人だ。

高橋氏も「声でアピールができるのはいいこと。いるか、いないか、わからない存在にならないので。その上、周囲の刺激にもなる」と評価。育成で一軍キャンプに帯同したのは、その可能性を買われてのことだろう。入団会見で「すぐにでもアピールして、支配下を勝ち取ってチームの力になりたい」と語った通りに、未来を勝ち取ることができるか注目したい。

古謝樹(こじゃたつき)と松田啄磨(たくま)の大卒ルーキー2人もブルペン入りした。中田レポーターが担当スカウトから聞いた話によると、「松田投手は、まっすぐのキレがすばらしく、いいカットボールも持っている」という。明日も引き続きブルペンの映像を楽しみにしたい。

文:松山ようこ

松山ようこ

松山 ようこ

フリーランス翻訳者・ライター。スポーツやエンターテイメント関連コンテンツの字幕翻訳をはじめ、Webコンテンツ、関連ニュース、企業資料などの翻訳や制作を請け負う。J SPORTSでは、主にMLBや侍ジャパンのほか、2015シーズンより楽天イーグルスを取材し、コラムやインタビュー記事を担当。野球の他にも、幅広くスポーツ選手はじめ著名人を取材。Twitter @yokobooboo

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