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野球 コラム 2023年12月22日

山本由伸、MLB公式が「ストレートはガウズマン、カーブはカーショー、スプリッターはオオタニのよう」と紹介する

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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今冬、大谷翔平に次ぐ大物フリーエージェントとして現地で注目されてきた山本由伸が、ドジャースと12年3億2500万ドル(462億円)で合意した模様である。

『MLB.com』は同サイトのマーク・フェインサンドが現地木曜の夜にこの情報を入手したと伝えており、「投手としては、ゲリット・コールを100万ドル上回る史上最高額の契約」と報じた(年俸ベースではコールの方が高額)。

これまで、現地メディアの焦点は「ヤマモトがどの球団と契約するか」に当てられてきたわけだが、そこが明らかとなった今、彼らの視線は早くも「ヤマモトはMLBでどのような投球を見せるのか」に注がれている。

『MLB.com』のデビッド・アドラー記者は、現地21日付で「ヤマモトのエグい球種はMLBでどう映るか」と題した記事を投稿。スタットキャストが導入されていたWBCのデータを基に「見たところ彼の球種は良い。かなり良い」とした。

その上で、「ヤマモトの武器には、新たなチームメイトであるショウヘイ・オオタニや長きにわたるドジャースのエースであるクレイトン・カーショー、さらには他の選手たちとの類似点が含まれる」とし、右腕の速球、カーブ、スプリット、そしてカッターの4球種を分析した。

まず、記事ではフォーシームについて、「彼の平均速球は(先発したWBCの)2試合で時速95マイル(152.9キロ)を超えており、これはメジャーの先発投手の平均より約2マイル(3.2キロ)速く、最高は97マイル(156.1キロ)付近まで行った」「フォーシームの伸びはMLBの平均を遥かに上回っている」とした上で、「MLBの速球では、ケビン・ガウズマン(ブルージェイズ)と比較することができる」と評した。

続いてカーブについては、「ヤマモトのレインボーカーブは彼のシグネチャーピッチ」とした上で、「視覚的にヤマモトのカーブは、日本におけるカーショーのカーブのようなもの」とした。

しかし、「実際にトラッキングデータを参照すると、70マイル台(112.7キロ)中盤から後半の球速、大きな縦の動きと大幅な曲がりというコンビネーションから、彼のカーブはカーショーのそれ、マックス・フリードのそれ、アダム・ウェインライトのそれ、そしてユウ・ダルビッシュのそれの中間にある」と表現した。

3つ目の球種として取り上げたスプリットについて、アドラー記者は「ヤマモトのカーブは美しい投球だが、彼のスプリッターは最もエグい球種かもしれない」と指摘した上で、「球速と動きという見地からすると、山本のスプリッターはオオタニのそれに酷似している」と評している。

カッターについては「ヤマモトの4球種目は、今日のメジャーリーグにおける多くのパワーピッチャー同様、ハードスライダーとカッターのハイブリッドである」と前置きした上で、「三振に打ち取る上では、彼のスプリッターほどエグくはないが、この球種にしては速い球速により、これも効果的な変化球となっている」と評した。

そして、球速と変化の具合は「ネイサン・イオバルディのカッターのようだ」としつつ、「使い方的には(決め球に次ぐ第3の球種として)ゲリット・コールのカッターに近いかもしれない」と分析している。

J SPORTS編集部

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