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野球 コラム 2023年12月21日

【広島好き】レイノルズ、シャイナー、ハーン、ハッチ。カープ新外国人選手のプロフィール

野球好きコラム by 大久保泰伸
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広島東洋カープ

合同トライアウトや現役ドラフトが終了し、フリーエージェント(FA)で国内移籍を試みた選手の動向もほぼ決まるなど、オフの補強もひと段落ついた感があります。

カープは残すところ、FA移籍した西川龍馬の補償選手ぐらいかと思われますが、オリックスは投打ともに有望な若手が揃っており、第2の赤松真人、一岡竜司、あるいは即戦力を狙って長野久義のような選手を狙うのか、興味深いところです。

ただ、現時点の支配下登録選手は67名で、残り3枠をどう考えるか。支配下登録を目指す育成枠選手のモチベーションの問題などもあり、もしかしたら金銭という選択もあるのかもしれません。

今オフもカープは、FAはもちろん、トレード、戦力外選手の獲得など、目立った補強を行っていません。ただ、外国人選手に関しては、投打2人ずつ、4人の大幅入れ替えとなりました。

今季、リリーフで防御率1点台のターリーや、チーム最多の19本塁打を放ったデビッドソンを見限る形となったわけですが、新たに獲得した選手は彼らを上回ることができるのか。各選手のプロフィールを調べてみましょう。

まずは11月中旬に獲得が発表された野手の2人から。昨季はMLBのレッズでプレーしたマット・レイノルズと、マリナーズ傘下3Aタコマでプレーしたジェイク・シャイナー、ともに右打ちの内野手です。

MLB実績が豊富なのがレイノルズで、2012年のMLBドラフト2巡目(全体71位)でメッツに指名され、2016年に初めてメジャーに昇格。47試合に出場して打率.225、3本塁打、13打点をマークしています。

翌年は68試合と出場数を伸ばしましたが、打率.230にととまり、2018年はナショナルズ、コロナ明けの2020年はロイヤルズに移籍しましたが、出場機会は少なく、2022年に所属したレッズで92試合出場とキャリアハイを記録しています。

メジャーでは2022年に内野の全ポジションを守るなど、いわゆる便利屋的な選手でしたが、今季は3Aで115試合に出場して22本塁打、90打点をマークしており、勝負強い打撃が期待できそうです。

対照的に、2017年のMLBドラフト4巡目(全体113位)でフィリーズに入団したシャイナーは、メジャー経験がゼロ。今季初めてプレーした3Aで、125試合に出場して打率.252、30本塁打、105打点を記録した長距離砲です。

守備はサードが本職ですが、外野手の経験もあり、西川の抜けた外野の一角に起用される可能性もありそうです。マイナー6年間で通算102本塁打を記録しているシャイナーは、まだ28歳と比較的若く、日本での成長が期待できるタイプかもしれません。

12月初旬には、ロイヤルズからテイラー・ハーンと、パイレーツからトーマス・ハッチの2人の投手を獲得したことが発表されました。

メジャー通算101試合登板で12勝15敗、防御率5.35のハーンは、2012年から3年連続でMLBドラフトに指名されながら契約せず、2015年に同ドラフト5巡目(全体164位)でナショナルズに入団。

レンジャーズに移籍した2019年、初めてメジャー昇格を果たしましたが、その年は1試合に登板したのみで故障者リスト入り。2020年に14試合登板で初ホールドを記録すると、2021年は42試合登板、11試合で先発して6勝6敗、防御率4.66、2022年も31試合登板(先発13試合)で6勝8敗、防御率5.13を記録しています。

今季はブレーブス、ロイヤルズに移籍して3チームで13試合の登板に終わっていますが、198センチの長身から最速160キロの速球を投げるサウスポーは、ハマれば大きな戦力になるかもしれません。

メジャー通算39試合で4勝4敗、防御率4.96のハッチは、2016年のMLBドラフト3巡目(全体104位)でカブスに入団し、ブルージェイズに移籍した2020年にメジャーデビュー。この年は主にリリーフで17試合に登板して3勝1敗、防御率2.73。

シーズン途中にパイレーツに移籍した今季も、18試合で先発は2試合のみでしたが、2022年には3Aで28試合中22試合に先発して8勝7敗、防御率4.67、117奪三振をマークしており、先発、リリーフ兼用の右腕として重宝しそうです。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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