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野球 コラム 2023年12月1日

【横浜好き】ベイスターズ、NPBアワードで数多くの選手が表彰される

野球好きコラム by 大久保泰伸
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最多勝利、勝率第1位で投手2冠の東克樹

28日にタイトル獲得者などを表彰する「NPB AWARD 2023」が行われました。『横浜頂戦』のスローガンのもと、25年ぶりの日本一を目指したシーズンは3位に終わったベイスターズですが、投打で二冠に輝いた2人をはじめ、ファームも含めて数多くの選手が登壇しました。

タイトル獲得者、記録による表彰者は、日本一となった阪神と並ぶ12球団最多の4人。投手部門では最多勝利、勝率第1位の二冠に輝いた東克樹と、最多三振奪取の今永昇太が受賞。いずれも初受賞で、東は記者投票による表彰でも、チームでは1998年の大魔神・佐々木主浩以来となるベストナインに選出されました。

受賞スピーチで東は「欲を言えば防御率も取れればよかった。強敵がいたので、来年は負けないようにしたい」と、リーグMVPと新人王をダブル受賞した阪神・村上頌樹をライバル視する発言もありました。

ポスティング・システムを利用したMLB移籍を目指している今永は「東と一緒に投手陣を引っ張れてよかった」と自身初タイトルを喜び、移籍に関しては「僕が何かをできるわけではないので、本当に祈るだけ」とコメントしました。

打撃部門では、牧秀悟が最多安打と最多打点の二冠を獲得。こちらも両部門とも初受賞で、12球団唯一の3ケタとなる103打点での受賞を「すごくうれしく思います」と喜びました。

首位打者の宮崎敏郎は、4年連続で打率3割以上をマークしたリーグ屈指のヒットメーカーですが、「(タイトルは)難しい。でも、更なる上を目指して頑張りたい」と6年ぶり2度目となる同タイトルに感慨深い表情でした。牧は二塁手、宮崎は三塁手としてベストナインに選出。牧は2年連続2度目、宮崎は5年ぶり3度目の受賞となりました。

一軍選手だけでなく、チームの未来を担うファームでも、複数の選手が表彰されています。イースタン・リーグの特別表彰を受けたのがドラフト1位ルーキーの松尾汐恩。松尾は9月の東京ヤクルト戦でのリーグ12人目となるサイクル安打達成が評価され、リーグ特別賞以外にも、スポンサー表彰として日刊スポーツ選定の努力賞と、ベースボール・マガジン社選定のビッグホープ賞も受賞しています。

松尾は球団を通じて「たくさんの人たちに支えられてサイクル安打を達成することができたと思っています。来シーズンはチームの勝利に貢献できるように頑張ります」と、今季は果たせなかった一軍出場に意欲を見せました。

記録による表彰を受けたのが、29盗塁で最多盗塁のタイトルを獲得した村川凪。初受賞の村川は、スポンサー表彰でもデイリースポーツ選定の技能賞に選出されています。育成の村川は「タイトルという結果として残ってくれたので、すごい自信になった。来季はそこ(足)一本で勝負だと思う」と、支配下登録を誓いました。

選考による表彰では、梶原昂希が優秀選手賞を受賞。今季はイースタン・リーグで73試合に出場して打率.338、7本塁打、29打点をマークした梶原は、一軍でも21試合出場で打率.226を記録していますが、「来年は開幕一軍から日本一の瞬間まで一軍に帯同できるようにやっていきたい」とコメントしています。

シーズン3位で、今季も悲願を果たせなかったチームですが、表彰式ではファームも含めて2023年の主役とも思えるほど多くの選手が表彰されました。オフの選手の動きは激しそうですが、来季こそ待ちわびた歓喜に向けて、最優秀選手(MVP)にベイスターズの選手の名前があることを期待しましょう。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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