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野球 コラム 2023年11月12日

【ハイライト動画あり】侍ジャパン、井端弘和監督の初勝利。広島との練習試合で逆転勝ち。宮崎秋季キャンプ

野球好きコラム by J SPORTS 編集部
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侍ジャパンvs.広島

11月16日(木)に開幕を迎える「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」へ向けた直前合宿で、最終調整を行う野球日本代表(侍ジャパン)が、練習試合で広島東洋カープと対戦した。

井端弘和新監督のもと、装い新たにスタートを切った侍ジャパン。同監督にとって初陣となった10日の巨人との練習試合では完封負けを喫したが、果たして大会前最後の実戦でどのような修正を施すのか。

2日前と打って変わり、日差しはありながも風の強いコンディションとなった宮崎市の「SOKKENスタジアム】。後攻の侍ジャパンは、先発マウンドを任された今井達也(西武)が快調な立ち上がりを見せる。

2023年にキャリア初の2桁勝利(10勝5敗/防御率2.30)を挙げた最速157キロを誇る右腕は、マウンド上で長髪をなびかせつつ1番・中村貴浩から速球で三振を奪うと、2番・矢野雅哉、そして3番・林晃太を連続して一塁ゴロに仕留め、三者凡退で悠々とダグアウトへ引き揚げる。

先制点の欲しい侍ジャパンは初回、広島先発の黒原拓未相手に、リードオフ起用された佐藤輝明(阪神)が空振り三振に倒れると、2番・岡林勇希(中日)はセンター前へ単打を放つも、二盗失敗で二死となると、3番・森下翔太(阪神)は三振で討ち取られ、打者3人で攻撃を終える。

今井は2回に入り、球が抜ける場面が散見されるようになり、先頭の4番・末包昇大を内野ゴロで退けた直後、5番・田村俊介を四球で歩かせる。6番・中村健人はフルカウントから遊ゴロに打ち取るも、走者は進塁し、二死2塁に。しかし、7番・二俣翔一に対してはストライクを先行させ、カウント0-2から外角への速球で見逃しでの三振を奪う。

すると、この裏の攻撃で侍ジャパンが試合を動かす。前戦に続いてこの試合も4番に入った牧秀悟(横浜DeNA)が内野安打で出塁すると、5番・小園海斗(広島)もライト前への単打で続き、無死1・2塁とする。

侍ジャパン宮崎秋季キャンプ2023

【ハイライト動画】練習試合 日本代表 vs. 広島

6番・万波中正(北海道日本ハム)は、やや甘めのボールを引っ掛け、併殺打に倒れるも、二死3塁から所属チームとの対戦となった7番・坂倉将吾(広島)が三塁強襲の内野安打で走者を生還させ、侍ジャパンに先制点をもたらす。

対する広島は3回もマウンドに上がった今井に対し、8番・久保修は空振り三振に終わるも、9番・石橋貴規が左中間フェンス直撃の二塁打を放ち同点機を作り出す。中村は内野ゴロに倒れるも、進塁打となり、二死3塁に。

すると、矢野が詰まりながらもレフト前へのテキサスヒットで走者を帰し、広島が試合を振り出しに戻す。侍ジャパンはここで、左打者の林に対し、左腕の及川雅貴(阪神)に継投。ただし、ここは捕手の坂倉が矢野の二盗を阻みイニングを終わらせる。

広島先発の黒原は3回もマウンドに上がると、9番・野村佑希(北海道日本ハム)を遊直に、1番佐藤はバットをへし折る投直に、そして岡林は遊ゴロに仕留め、三者凡退で自身の登板を締め括る。

すると4回、侍ジャパンは2番手の及川が先頭から2者連続三振を奪うも、その後はボールが先行するなか、5番・田村と続く中村に鋭い打球を外野に弾き返される連打で二死から1・2塁とピンチを招く。そして、ここで打席に入った7番・二俣には左中間フェンス直撃の適時打を浴び、勝ち越しを許す。しかし、本塁生還を狙った一塁走者は、中継プレーで刺殺し、最少失点に留める。

1点を追う立場に変わった侍ジャパンは、4回からマウンドに上がった広島2番手、19歳の斉藤優汰に対し、ともに2試合連続スタメン起用となった牧や小園らが三者凡退に倒れる。

攻守に良いリズムの生まれない侍ジャパンは5回、継投でマウンドに上がった3番手の根本悠楓(北海道日本ハム)が先頭から2者連続で三振を奪うも、1番・中村には初球の変化球を逆方向の左翼スタンドへ運ばれ、追加点を許す。

スコアを3-1とした広島は、引き続きマウンドに上がった斉藤が日本代表を相手に果敢な投球を披露。四死球で走者を出し、二死ながら1・2塁としたところで、打席に迎えた佐藤から低めに沈む変化球で空振り三振を奪い、無失点でこの場面を切り抜ける。

一方、こちらも引き続きマウンドに上がった根本は、3番から始まるカープ打線に対し、2者連続内野ゴロで簡単に二死を奪うと、途中出場の高木翔斗にはフルカウントから変化球で空振り三振を奪い、侍ジャパンとしては広島を初回以来の三者凡退に抑える。

するとその裏、侍ジャパンは一死から3番・森下が、代わってマウンドに上がった小林樹斗から左中間スタンド奥の林へ消えるノーダウターのソロ本塁打を放ち、1点差に詰め寄ると、二死から小園にも二塁打が出て同点機を迎える。

ここで打席に入った6番・万波が詰まりながらもレフト前へ運んで二塁走者を生還させ、同点とすると、先制の打点を挙げた坂倉も連続適時打で続き、一気に試合をひっくり返す。

1点をリードして終盤を迎えた侍ジャパンは、ここで本番でもブルペンから深いイニングでの起用が見込まれる佐藤隼輔(西武)をマウンドへ送る。佐藤は危なげないマウンドさばきを見せ、広島打線を三者凡退に討ち取る。

勢いに乗る侍ジャパンは7回、この回先頭で打席に立った途中出場の秋広優人(巨人)がレフトオーバーの二塁打で、好機を作り出すと、二死三塁となったところで、好調の3番・森下が三遊間を破る適時打を放ち、チームに追加点をもたらす。

2点差とした侍ジャパンは、清水達也(中日)を8回のマウンドへ送る。清水は不運もあり、無死1・2塁のピンチを迎えるも、林を注文通りの併殺打に討ち取ると、4番・末包を遊ゴロで退け、上位打線相手に無失点として役目をきっちりと果たす。

この後、侍ジャパンは8回の攻撃で、満塁から暴投で1点を追加すると、最終回はオーバーエイジ枠選出の田口麗斗(東京ヤクルト)がマウンドへ。本大会ではクローザーの役割が期待される左腕は、9回を無失点で締め、侍ジャパンが6-3の勝利を飾った。

◆練習試合の結果(9回裏まで実施)
広 島|0 0 1 1 1 0 0 0 0|3
日 本|0 1 0 0 0 3 1 1 0|6

◆アジアプロ野球チャンピオンシップ 試合日程
・11月16日(木)12:00 韓国 vs. オーストラリア
・11月16日(木)19:00 チャイニーズ・タイペイ vs. 日本
・11月17日(金)12:00 オーストラリア vs. チャイニーズ・タイペイ
・11月17日(金)19:00 日本 vs. 韓国
・11月18日(土)12:00 オーストラリア vs. 日本
・11月18日(土)19:00 韓国 vs. チャイニーズ・タイペイ
・11月19日(日)11:00 3位決定戦
・11月19日(日)18:00 決勝戦

J SPORTS編集部

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