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野球 コラム 2023年10月7日

前田健太はどのような場面で出番が回ってくるか?アストロズvs.ツインズ。ア・リーグ ディビジョンシリーズ

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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アストロズvs.ツインズ

「果たして前田健太には、どのような場面で出番が回ってくるのか?」。日本のファンにとっては、その辺も大きなみどころとなる、第2シードが登場するアメリカンリーグのディビジョンシリーズ。

近年の常勝軍団である現ワールドチャンピオンで西地区王者のアストロズと、先のワイルドカードシリーズで、ポストシーズンでは実に19年ぶりの勝利を収め、21年ぶりとなるポストシーズンでのシリーズ勝利を果たした中地区王者のツインズが対戦する。

下馬評では、ジャスティン・バーランダーがシーズン途中に出戻ったことで、昨季優勝のコアメンバーが揃ったアストロズが断然優位に立っており、バーランダーに加え、ホセ・アルトゥーベ、アレックス・ブレグマンといった生え抜きのベテランは(色々とあったが)2017年のワールドシリーズ制覇も経験している。

それだけに、今季はレギュラーシーズン最終戦で地区優勝を決めるという薄氷の西地区制覇となったアストロズだったが、ここ数年のポストシーズンにおける勝負強さを勘定に入れると、死角を探すのが難しい状況といえる。

ちなみに、レギュラーシーズンの直接対決ではツインズが4勝2敗と勝ち越しているが、最後に両チームが対戦したのは5月のことであり、チーム状態が大きく異なる10月の対戦では、その数字はあまり参考にならないだろう。

そんな状況にあって、2002年以来となるアメリカンリーグチャンピオンシップシリーズ進出を狙うツインズで鍵を握りそうなのが、古巣を知る2人の選手だ。

2017年のWワールドシリーズを経験している遊撃手のカルロス・コレアは、アストロズ王朝の元コアメンバーの1人であり、この敵情をよく知るベテランは、ワイルドカードシリーズにおいて攻守でチームを牽引するなど、今回のディビジョンシリーズを迎えるにあたり、ツインズにとって俄然頼もしい存在となっている。

一方、捕手のクリスチャン・バスケスは、昨季途中加入ながらアストロズでワールドシリーズ制覇を経験しており、継投ノーヒッターでマスクをかぶるなど、アップデートされた『今』のアストロズのチーム状況に精通していると言える。

この2人の存在が、アストロズによるワンサイドの流れを食い止める防波堤となれば、今季ア・リーグ随一の先発ローテーション(リーグトップの防御率3.82)を誇るツインズにも、アップセットへの道筋は見えてくるだろう。

投手王国同士の対戦となったワイルドカードシリーズでブルージェイズに投げ勝ったツインズは、そのシリーズで先発登板し、好投したパブロ・ロペスとソニー・グレイが万全の状態で、それぞれ第2戦と第3戦に臨めるため、アストロズに第4戦以降を強いることは十分にできそうだ。

そうなれば、(定型句的ではあるが)何が起こるか分からないのが短期決戦である。ワイルドカードシリーズでのロイス・ルイスのようなラッキーボーイが出現すれば、ツインズによる番狂わせという結末も、決して非現実的なものではない。

なお、冒頭の疑問に戻るが、アストロズ打線には前述のアルトゥーベとブレグマンに加え、ホセ・アブレイユ、チャズ・マコーミック、ジェレミー・ペーニャ、マウリシオ・デュボン、マルティン・マルドナードと、多くの右打者が揃っているため、試合中盤以降の重要局面で右打者が続く場合は、要注目である。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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