鈴木誠也のカブスはプレーオフ進出を逃す。ア・リーグは日本人選手所属3チームがポストシーズンへ

鈴木誠也（カブス）

ポストシーズン進出へ向け、崖っぷちに立たされていたカブスは、現地9月30日（日本時間10月1日）に敵地アメリカンファミリーフィールドで行われたブルワーズ戦で10-6と快勝するも、同日の試合でマーリンズがパイレーツを下し、ワイルドカード3枠目を確定させたことで、プレーオフ争いからの脱落が決定した。

ミルウォーキーでの試合に「2番・右翼」でスタメン出場した鈴木誠也は、4打数1安打1四球2得点でチームの勝利に貢献するも、今季ナショナル・リーグで唯一となる日本人選手によるポストシーズンでのプレーはかなわなかった。

◆試合結果
カ　ブ　ス｜6 0 0 2 1 1 0 0 0｜10
ブルワーズ｜3 3 0 0 0 0 0 0 0｜ 6

なお、ナ・リーグはブレーブス（東地区優勝）の第1シード、ドジャース（西地区優勝）の第2シード、ブルワーズ（中地区優勝）の第3シード、そしてフィリーズ（ワイルドカード1位）の第4シードが確定しており、現状ではダイアモンドバックスが第5シード、そしてマーリンズが第6シードにつけているが、この2チームのシードは今後の成績次第で入れ替わる可能性がある。

◆ナ・リーグ　優勝チーム
東地区：ブレーブス（104勝57敗）
中地区：ブルワーズ（91勝70敗）
西地区：ドジャース（99勝62敗）

◆ナ・リーグ　ワイルドカード順位表
1位　フィリーズ　89勝72敗　ゲーム差4.5
2位　マーリンズ　84勝76敗　0.5
3位　Ｄバックス　84勝77敗　0.0
*****
4位　カブス　83勝78敗　1.0

ナ・リーグのワイルドカードシリーズは現地10月3日に第1戦が行われ、ブルワーズとフィリーズが、本拠地にダイアモンドバックスとマーリンズのいずれかを迎えることになる。

その後のディビジョンシリーズは現地10月7日に第1戦が行われ、フィラデルフィアでのワイルドカードシリーズの勝者がブレーブスと、ミルウォーキーでのシリーズの勝者がドジャースとリーグチャンピオンシップシリーズ行きをかけて対戦することになる。

一方、アメリカン・リーグでは、藤浪晋太郎の所属するオリオールズ（東地区優勝）、前田健太の所属するツインズ（中地区優勝）、そして菊池雄星の所属するブルージェイズ（ワイルドカード）がプレーオフ行きを決めている。

現状ではオリオールズの第1シード、ツインズの第3シード、そしてレイズ（ワイルドカード1位）の第4シードは確定しているが、西地区の優勝が決定しておらず、第2シード及び第5～6シードは流動的な状況となっている。

◆ア・リーグ　優勝チーム
東地区：オリオールズ（101勝60敗）
中地区：ツインズ（87勝74敗）

◆ア・リーグ西地区順位表
1位　レンジャーズ　90勝71敗　ゲーム差
2位　アストロズ　89勝72敗　1.0

◆ア・リーグ　ワイルドカード順位表
1位　レイズ　98勝63敗　ゲーム差＋9.0
2位　アストロズ　89勝72敗　0.0
2位　ブルージェイズ　89勝72敗　0.0
*****
4位　マリナーズ　87勝74敗　2.0

こちらもワイルドカードシリーズは現地10月3日に第1戦が行われる予定となっており、ツインズとレイズが本拠地にレンジャーズ、アストロズ、あるいはブルージェイズのいずれかを迎えることになる。

ナ・リーグ同様、ディビジョンシリーズ第1戦も現地10月7日の開催となり、ア・リーグ西地区の王者がミネソタでのシリーズの勝者と対戦し、タンパベイでのシリーズの勝者はオリオールズと、リーグチャンピオンシップシリーズ行きをかけて対戦することになる。

日本人選手に目を向けると、現状、前田はブルペンでの起用がほぼ確定しており、藤浪はロースター入りの当落線上に位置しているものとみられる。キャリア最高のシーズンを送った菊池は、現地29日の試合で先発登板していることから、ディビジョンシリーズへ進出した場合、先発ローテーション入りの可能性が出てきそうだ。