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野球 コラム 2023年9月29日

【横浜好き】残り4試合、ラストスパートでクライマックスシリーズ進出とさらにその先へ。『週刊ベイスターズいいとこどり』

野球好きコラム by 大久保泰伸
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東克樹(ベイスターズ)

クライマックスシリーズ(CS)圏内を争う広島、巨人との4試合は3勝1敗と勝ち越し。かと思えば、5位と6位相手には敗戦と、20日からの6試合は、なんとももどかしい結果に終わりました。

CS進出決定までマジック「1」、2位広島との差は2ゲームとなっていますが、目標はあくまでもハマスタでのCS開催。自力での可能性はすでに消滅しており、広島の動向次第ということになりますが、残り4試合全勝で『人事を尽くして天命を待つ』といきたいところです。

◆先週の試合結果
20日(水)広島 1-3 横浜DeNA ○東/S森原
21日(木)試合なし
22日(金)横浜DeNA(ノーゲーム)中日
23日(土)横浜DeNA 3-4 中日 ●濱口
24日(日)横浜DeNA 0-6 巨人 ●今永
25日(月)横浜DeNA 1-0 巨人 ○大貫/S森原
26日(火)横浜DeNA 1-0 巨人 ○東/Sウェンデルケン
27日(水)横浜DeNA 3-11 東京ヤクルト ●坂本

*****

敵地に乗り込んでの2位・広島との今季最終戦は、初回に牧秀悟の2ランで先制。7回には先発の東克樹が自ら追加点となるタイムリーを放った。東は6回まで打たれた安打はわずか1本のみの快投。7回に3連打で1点を失ったが、7回被安打4、1失点で球団では1999年の川村丈夫(17勝)以来となる15勝に到達した。

前日が雨天ノーゲームとなった23日の中日戦は、先発の濱口遥大が2回に味方失策も絡んで4失点。3回以降は、6月29日以来の一軍登板となった三嶋一輝が1イニング、宮城滝太、石川達也の育成出身コンビが2イニングずつを0点に抑えるなどリリーフ5投手が無失点に抑え、打線が山本祐大の2点タイムリー二塁打で反撃したが、あと1点及ばず、最下位中日に痛い1敗となった。

CS圏内争いの最後の天王山となる4位・巨人との3連戦。24日の初戦は先発の今永昇太が6回3失点で降板。打線は3回2死2塁、4回1死1・2塁など先制のチャンスを逃し、リードされた8回には今季限りでの現役引退を表明した代打・藤田一也の安打などで2死1・3塁のチャンスを作ったが、代打の大田泰示が三振。宮崎敏郎のプロ11年目での初盗塁もあったが、ホームベースが遠く、完封負けを喫した。

ハマスタで連敗の嫌なムードを断ち切ったのが、25日に今季巨人戦初登板となった大貫晋一。決め球のフォークボールが冴え渡り、7回途中まで11奪三振で無失点の好投。2四球でピンチを迎えた7回は伊勢大夢、エスコバーが好リリーフで得点を許さなかった。8回はウェンデルケン、9回は森原康平の必勝リレーで最小得点での完封勝ち。2回の林琢磨のタイムリーが、両チーム通じて唯一の得点となった。

26日も3回に大田のタイムリーで挙げた1点のみで、2試合連続1-0のスコアで大事な3連戦の勝ち越しを決めた。先発の東は2回に1死満塁、3回にも1死1・2塁とピンチを迎えたが、タイムリーは許さず8回無失点で、リーグ最多勝がほぼ確定となる16勝目。自身12連勝は83年遠藤一彦以来となる球団タイ記録、今季の勝率.889は1966年の巨人・堀内恒夫に並ぶセ・リーグ最高勝率に並ぶ数字と、記録づくめの勝ち星となった。

引き分け以上でCS進出が決まる27日のヤクルト戦は、投手陣が崩壊して大量11失点の大敗。先発の坂本裕哉が4回3失点、2番手として登板した濱口も自らの失策に押し出し四球を含む3四球で降板し、後を継いだ中川虎大も失点。3点ビハインドの8回には上茶谷大河が4失点で試合が決まった。打線はソトのタイムリー二塁打と牧のタイムリーなどで反撃したが、8安打で3点と効率の悪い攻めが目立った。

*****

20日から26日までの週間成績を見ると、投手は先発で勝利投手となったのが東と大貫。リリーフではウェンデルケンが3試合で防御率0.00、2ホールド1セーブ、森原が2試合で防御率0.00、2セーブを記録。

「オトコハダマッテナゲルダケ」のエスコバーも3試合で防御率0.00、1ホールドをマークしています。野手は週間打率3割を超える選手がほとんど見当たらず、5試合出場で9打数4安打、同.444の桑原将志が目立つぐらいでしょうか。

MVPは、投手が2試合の先発で15イニングを投げて1失点、2勝をマークした『負けない男』東を文句なしで選出。野手は週間打率こそ.263ですが、9月月間打率.367とハイアベレージを残し、先週も出場した6試合中5試合で安打を放った林を選出したいと思います。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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