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大谷翔平(エンジェルス)
エンジェルスの大谷翔平が負傷リスト入りとなり、今季中の復帰を断念したのは既報の通り。これを受け、『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンジャー記者が、大谷のいなくなったロッカールームに対してチームメイトたちの抱いた心情を最新の記事で伝えている。
同記者が現地18日付で投稿した記事によると、現地金曜のタイガース戦を前に、ロッカーで荷造りをする大谷の姿を目にしたクローザーのカルロス・エステベスは、その理由を尋ねた際に、大谷が今シーズンを終えたことを知ったとのこと。
これについてエステベスは、「彼の斜筋のケガについてはとても残念だ。というのも、彼は懸命に復帰しようとしていたし、僕はそれをリスペクトしている。彼は自分が下すべき決断を知っている。僕は彼に、彼のしていることを本当に尊敬していると伝えたし、1人の男があれをやっているのは、かなりアメージングなことだ。それに彼の毎日の努力もすごいこと。僕は彼に『変わらないで、同じ奴でいてくれ』とだけ言ったんだ」とコメントしている。
一方、記事によると先発左腕のパトリック・サンドバルは、「ロッカーがオオタニの隣」であり、「彼は金曜にオオタニの物が荷造りされていたのは奇妙な光景だったが、オオタニは数年来の素晴らしいチームメイト以外の何者でもなかったと述べた」とのこと。
記事では、「彼はオオタニを『良き友』と呼んでおり、2人の会話は野球のことに留まらず、多種多様な話題に及ぶと述べた」とした上で、サンドバルによる、「彼が成長し、選手として今の彼の姿になるのを見られて恵まれていたと思う」。
「僕は彼が努力している姿を毎日見てきたし、それは自分にとっても大きな助けとなった。彼の試合へ向けて準備する様や、彼が身体を整え、自分の鍛錬をやり抜く方法を目の当たりにした。彼は超プロフェッショナルで、僕は彼のやり方に敬服している」とコメントを伝えた。
また、ボリンジャー記者は新人捕手のローガン・オホッピーについて、「左肩の負傷により4ヶ月の戦線離脱を強いられたが、今季はオオタニの捕手を5回務め、オオタニはその5試合の防御率を0.81とした」と前置き。
その上で、当人による「あの日々の有り難みは忘れていない。彼からは多くを学んだ。彼が投球する際、(本塁の)後ろにいてキャッチできないときはかなり辛かった。ただ、僕は最前列の席で見られたんだ。最高の彼を見られたことに感謝している」とのコメントを伝えた。
MLBの2023年シーズンはまだ続く。しかし、大谷翔平のプレーする2023年シーズンは終わりを告げたのである。
J SPORTS 編集部
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