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千賀滉大(メッツ)
日本人ルーキー右腕がまたも快投し、5試合連続となるクオリティスタート達成を果たした。
メッツの千賀滉大は現地9月1日(日本時間2日)、本拠地シティフィールドでのマリナーズ戦に先発登板すると、8月を21勝6敗と現在MLBで最も勢いのあるチームに対し、7回5安打1失点、12奪三振2四球と快投。千賀に勝敗はつかなかったものの、チームによる2-1の勝利に大きく貢献した。
◆試合結果
マリナーズ|0 0 0 1 0 0 0 0 0|1
メ ッ ツ|0 0 0 0 0 1 0 1 X|2
現在、千賀は防御率3.08(ナショナル・リーグ3位)、176奪三振(同7位)、被打率.210(同5位)、奪三振率11.05(同4位)と、ルーキーシーズンながらトップクラスの数字を叩き出しており、今後の成績次第では、新人王投票はもとより、サイ・ヤング賞投票でも上位に入る可能性が出て来た。
失意のシーズンを送るメッツにあって、数少ない希望の光となっている右腕について、現地紙『デイリー・ニューズ』は同日付で電子版に掲載した試合のレポート記事の中で、「コウダイ・センガが輝かしいルーキーシーズンを継続させた」と前置きした上で、「右腕は7回を投げ、シーズンハイの12奪三振をマークしつつ、わずか1失点に抑え、メッツに接戦をもたらした」とこの日の投球について振り返った。
さらに記事では、今季の千賀について、「30歳は期待を上回っている数少ないメッツの選手の1人であり、今季の防御率はこれで説得力のある3.08となった」と評し、試合後のバック・ショーウォルター監督による「言うまでもなく、彼は良かった。彼は自分のイニングや球種、そして自分の武器に関して、遂行していくモードを把握したのだと思う。相手は強い打線だったので、彼は全ての投球を必要とした」とのコメントを添えた。
現地スポーツネットワークの『SNY』も同様に、この日の千賀のパフォーマンスを賞賛しており、試合後に掲載した記事の中で、「コウダイ・センガはまたも見事な投球を見せ、多彩な球種で絶好調のマリナーズ打線のバランスを崩し、トレードマークのゴーストフォークで相手を翻弄した」と伝えている。
J SPORTS 編集部
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