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大谷翔平(エンジェルス)
『MLB.com』が毎月発表しているパワーランキングの打者部門で異変が発生した。これまで1位の座を守ってきた二刀流スーパースターが、指定席を明け渡したのである。
同サイトが現地8月31日に発表した最新の打者パワーランキングで、前回5位だったドジャースのムーキー・ベッツが一躍1位に躍り出た。これについて、ランキングの記事では冒頭部分で、「(8月のベッツは)打席で不条理な数字を残すと、2つのポジション(右翼と二塁)を守り、球団のシーズンをひっくり返す連勝の先頭に立ち、自身をナ・リーグMVPの真剣に考慮すべき候補へと飛躍させた」とした。
その上で、「そして今、もう1つの偉業が果たされた。ベッツは過去5回の投票で一貫してナンバー1の座を掴み取ってきたショウヘイ・オオタニを僅差で下し、打者パワーランキングでトップの座へと上り詰めたのである」と伝えた。
記事ではベッツについて、スラッシュライン打率.452/出塁率.509/長打率.808、9本塁打、26打点という8月の傑出した月間成績を振り返った上で、「これで彼はwRC+(174)でオオタニに次ぐメジャー2位にランクインしたほか、野手としてWAR(7.5)で1位に立った」と、ランキングでトップに躍り出た正当性を示した。
一方、2位にランクされた大谷については、「オオタニはナンバー1の座を失ったのではなく、単にベッツがその座を取ったのだ」と前置きした上で、「オオタニにとって8月は、投手としての現在と未来、そしてチームとしてのエンジェルという観点からは、とてつもなく失望させられるものとなったが、DHとしてのオオタニは順調に進み続けている」とした。
そして、「またも好調な1ヶ月を送ったことで、彼は今も三塁打(8本で首位タイ)、本塁打(44本)、長打率(.664)、そしてOPS(1.074)でメジャーをリードしており、引き続きMLB史上5例目となる50-20(50本塁打20盗塁)のペースを維持している」と伝えている。
なお、3位以下は上から順にロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)、フレディ・フリーマン(ドジャース)、フリオ・ロドリゲス(マリナーズ)、マット・オルソン(ブレーブス)、ブライス・ハーパー(フィリーズ)、コリー・シーガー(レンジャーズ)、ボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)、ヤンディ・ディアス(レイズ)がランクインしている。
J SPORTS 編集部
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