人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

野球 コラム 2023年8月25日

吉田正尚ら外野陣の打撃がレッドソックスの浮沈を握る

MLBコラム by J SPORTS 編集部
  • Line

吉田正尚(レッドソックス)

レッドソックスの吉田正尚は現地8月24日(日本時間25日)、敵地ミニッツメイドパークでのアストロズ戦に「5番・指名打者」でスタメン出場すると、二塁打を含む6打数2安打1打点とし、チームによる17得点の猛攻に貢献した。試合はレッドソックスがワイルドカード争いのライバルを17-1で粉砕し、ワイルドカード3枠目とのゲーム差を3.5に縮めた。

◆試合結果
Rソックス|1 4 6 0 0 0 0 2 4|17
アストロズ|0 0 0 0 1 0 0 0 0| 1

◆ア・リーグ ワイルドカード順位表

1位 レイズ 78勝51敗 ゲーム差+6.0
2位 マリナーズ 71勝56敗 0.0
3位 アストロズ 72勝57敗 0.0
↑↑↑<プレーオフ進出>↑↑↑
4位 ブルージェイズ 70勝58敗 1.5
5位 レッドソックス 68勝60敗 2.0
6位 ヤンキース 61勝66敗 6.5

『MLB.com』は同日付で掲載した試合のレポート記事の中で、外野手の打棒がこのゲームにおける大量得点の原動力となったことから、今後プレーオフ争いで鍵を握るのは外野手の打撃になると論じた。

記事ではアレックス・コーラ監督が「ジェットコースター」と例えた一貫性を欠く今季のレッドソックにあって、「ボストンの野手で、これを誰よりも知っているのは外野手である」とし、オールスターブレーク前のスタッツ(打率.289/出塁率.369/長打率.447、wRC+ 122で3位)と7月14日から8月20日にかけてのスタッツ(.229/.284/.374、wRC+ 74で28位)を比較した。

※『wRC+』(Weighted Runs Created Plus)リーグで平均的な打者を「100」としたとき、打席あたり何%得点を多く生み出しているかの指標

その上で、「コーラが示唆したところによると、(ジャレン・)デュランの負傷者リスト入りの期間は、最低でも10日以上となる見込みとなっており、(アダム・)デュバル、(アレックス・)バデューゴ、(デュランの代わりに召集されたウィルヤー・)アブレイユ、そしてマサタカ・ヨシダは、ボストンがプレーオフ枠をかけて戦い続けるなか、極めて重要な存在となる」と主張した。

記事では具体的に名前を挙げた4人について、それぞれ寸評を加えており、吉田については、「ヨシダは素晴らしいシーズン前半により、監督から『A』の成績をもらったが、それに相応しい活躍を見せた」。

「しかし、MLBのシーズン162試合や、移動による疲労への対処などにより、ルーキーの壁に近づくなか、日本人外野手はスローダウンしており、オールスターブレーク前のOPSは.874だったのに対し、それ以後は.655としている」と前置きした。

その上で、「コーラは水曜を彼の休養日(代打で1打席)とし、1日の休みは彼を助けるだろうと言ったが、ヨシダはマルチ安打試合でそれに応じた。ア・リーグ上位の打率(.295で4位)と三振率(12.7%で3位)のヨシダが一定期間続けて盛り返しを見せれば、打線の強化へ大きな役割を果たすことになるだろう」と論じた。

ポストシーズンへ向けたアメリカンリーグの熾烈なワイルドカード争いの渦中で、吉田がどれだけ存在感を見せられるかは、今後の見どころの1つとなりそうだ。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
野球を応援しよう!

野球の放送・配信ページへ