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野球 コラム 2023年8月22日

【横浜好き】週間MVPは中4日で2試合15イニング229球を投げたバウアー『週刊ベイスターズいいとこどり』

野球好きコラム by 大久保泰伸
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先週は2試合に登板したバウアー(ベイスターズ)

先週は敵地でヤクルトに勝ち越した後、ハマスタでマジック点灯の阪神に負け越して3勝3敗。残り34試合で首位との差は11ゲームと、リーグ優勝は厳しい状況となりましたが、2位広島と4ゲーム、4位巨人とは1.5ゲーム差のクライマックスシリーズ圏内を争う戦いは、ここからが本番と言えるでしょう。

そんな中、飛び込んできたのが、リーグ打率トップを独走する宮崎敏郎の一軍登録抹消という一報。今季最大とも言えそうな緊急事態で、チームはどんな戦いを見せてくれるのでしょうか。

◆先週の試合結果
15日(火)東京ヤクルト 3-9 横浜DeNA ○バウアー
16日(水)東京ヤクルト 8-6 横浜DeNA ●今永
17日(木)東京ヤクルト 3-5 横浜DeNA ○濱口/S森原
18日(金)横浜DeNA 2-1 阪神 ○東/S森原
19日(土)横浜DeNA 2-6 阪神 ●上茶谷
20日(日)横浜DeNA 0-2 阪神 ●バウアー

リーグ5位ながら、7月は月間勝率.571、8月も神宮では広島、中日相手に同一カード3連勝とリーグ2連覇中の底力を見せている東京ヤクルトとの3連戦。15日の初戦は試合前まで自身19イニング連続無失点のバウアーが5回まで無失点、最終的に7回3失点の好投で今季9勝目を挙げた。

打撃陣は先制本塁打の宮崎に伊藤が今季1号ソロ、佐野恵太が5月18日以来の本塁打となるソロ、ソトが2ラン、牧秀悟もソロと一発攻勢で13安打9得点の猛攻。佐野と宮崎はいずれも3安打2打点を記録した。

16日は先発の今永昇太が5回までに今季ワーストの6失点を喫して自身5連勝でストップ。打撃陣はソトと京田陽太がともに3安打1打点を記録するなど、相手を上回る12安打、さらに2試合連続2ケタ安打を記録したが、8回まで得点は1点のみ。9回に一挙5点と反撃したが、あと一歩及ばなかった。

カード勝ち越しを決めた17日は牧と佐野が2ランの共演。投げては先発の濱口遥大が6回2失点で今季2勝目。ウェンデルケンと山崎康晃が1回無失点でホールド、森原康平は1失点も今季6セーブ目を挙げた。

3連勝ならわずかながらでも夢も残った阪神との3連戦は、18日の初戦で先発した東克樹が7回1失点でルーキーイヤー以来の2ケタ勝利となる10勝目に到達。左足がつるアクシデントに見舞われながら7回を投げ切った左腕を、宮崎や牧、京田らの内野陣がファインプレー連発の好守で盛り立てた。攻撃では宮崎が同点ソロ、山本祐大が決勝タイムリーでロースコアの接戦を制した。

19日は初回に牧のタイムリー二塁打で先制。先発の石田健大は5回まで散発の3安打無失点と好投したが、早めに継投に入った三浦大輔監督の采配が裏目に。2番手の石川達也から上茶谷大河、田中健二朗、伊勢大夢、エスコバーの5投手全てが失点という異常事態で逆転負けとなった。

20日は宮崎が試合前の練習中に背中の張りを訴えてベンチ外となり、そのまま登録抹消。宮崎を欠いた打線は、阪神先発・伊藤将司に完封負けを喫した。牧とソトが2安打ずつを記録したが、他は1番に入った佐野と8回に代打で登場した山本が安打を放ったのみで、つながりを欠いた。

中4日で先発したバウアーが8回120球を投げて2失点の熱投を見せたが、失点は8番・木浪聖也と9番・伊藤のタイムリーと、いずれも下位打者に打たれたものだった。9回は通算500試合登板となった山崎が三者三振で抑えた。

*****

週間成績は、投手ではバウアー、濱口、東と、先発陣は先週と同じ3人が勝ち星を挙げています。リリーフ陣はほとんどが失点した中、山崎とウェンデルケンが2試合登板で週間防御率0.00を記録。ウェンデルケンは8月に入り、6試合連続無失点と頼れる存在になっています。

野手は、牧が6試合で週間打率.333、2本塁打、ソトが6試合で同打率.350、1本塁打、宮崎が4試合で同打率.313、2本塁打、大和が4試合で同打率.333をマーク。捕手の山本はスタメンでは2試合のみですが、17日には3安打猛打賞を記録するなど、途中出場を含めた5試合で同打率.600と大当たりでした。

週間MVPは、野手が6試合に出場した選手の中で週間打率、同OPS(.981)でトップの数字を残したソト。投手は自身の連勝が3でストップしましたが、中4日登板で2試合15イニング、229球を投げたバウアーを選出したいと思います。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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