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千賀滉大(メッツ)
前回の登板に続き、またも雨がらみとなった試合で千賀滉大が輝きを見せた。メッツのルーキー右腕は現地8月7日(日本時間8日)、本拠地シティフィールドでのカブス戦に先発登板すると、6回7安打2失点、6奪三振2四球と好投し、今季9度目のクオリティスタート達成で8勝目を挙げた。試合はメッツが11-2で大勝し、連敗を6でストップした。
◆試合結果
カブス|0 0 1 0 1 0 0 0 0| 2
メッツ|3 0 2 0 0 2 3 1 X|11
現地紙『ニューズ・デイ』は同日付で電子版に「コウダイ・センガが輝かしい活躍を見せたメッツはカブスを下して6連敗を終わらせる」と題した記事を掲載し、「メッツはピート・アロンゾによる2本塁打6打点と、マックス・シャーザーとジャスティン・バーランダーがトレードで放出されたことにより、今やチームのエースとなったコウダイ・センガによる効率的な6回により、6連敗に終止符を打った」と試合のあらましを伝えた。
また、記事では「センガはアメリカへ来て初めて、この試合のために日本からやってきた小さい息子と娘の前で投球をした」と、これが家族の前で披露した好投だったことについて触れた。
一方、現地紙『ニューヨーク・ポスト』は試合後、電子版に「球審はコウダイ・センガがマウンドでスリップしてから、メッツ対カブスのゲームを中断させる」と題した記事を掲載。
その冒頭で、「メッツがカブスと対戦した月曜夜の試合は、ようやく雨天中断となったが、それはコウダイ・センガが投球練習中にマウンドで足を滑らせる前のことではなかった」と、中断を決めるタイミングが遅きに失したことを暗に批判した。
記事では効率的に試合を進め、6回を終えて投球数85球だった右腕が、雨天のためコンディションが悪化するなか、7回も投げるべくマウンド上で投球練習を始めた際に、足を滑らせたシーンについて詳しく振り返った。
そして、「彼は負傷しなかった模様」と伝えた上で、試合を放送していた現地のアナウンサー、ゲイリー・コーエンによる「試合を止めるべきだ」「あれを見ながら止めないのは、選手を危険にさらすことになる」「どんなスコアであろうが、選手を危険にさらす理由にはならない」とのコメントを伝えた。
この後、バック・ショーウォルター監督は試合が雨天中断となる前に、大事を取って千賀をマウンドから下ろしており、これについて同アナウンサーは、「監督は彼(千賀)のことを危険な状況に置くようなことはしない。単純にそういうことだ」と述べている。
なお、記事では好投で8勝目を挙げた右腕について、「今季のメッツで数少ない明るい点の1つ」と評している。
J SPORTS 編集部
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