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筒香は独立リーグで挑戦を続ける
新天地は独立リーグだ。メジャーリーグ、レンジャーズ傘下3Aラウンドロックをオプトアウト(契約破棄条項)を行使して、退団していた筒香嘉智内野手(31)はアトランティックリーグ、スタテンアイランド・フェリーホークスが新たな挑戦の場になった。ニューヨーク、マンハッタンの南端から約8.5キロ南に位置する島にホーム球場がある。
筒香がオプトアウトしたのは、調子が上がってきた矢先の6月22日。一般的にこのケースは、他球団からメジャー契約のオファーが舞い込んだとき。2021年にドジャースの3Aから、パイレーツとメジャー契約したときが、このケース。だが、今回はレンジャーズが来季以降を見据え、3Aでも若手選手を中心に起用していく、という方針を示し、筒香の出場機会が減ることが予想された。だから、新天地が決まらない中でも退団を決意した、という経緯があった。
しかし、それから1カ月が経過しても吉報は届かない。代理人の勧めもあり、まずはプレーすることを優先し、独立リーグとの契約を選んだ、というわけだ。複数ある独立リーグの中でもメジャー経験者が多くプレーし、レベルも高いとされるリーグ。2018年に4選手、19年には2選手がメジャー傘下のマイナーと契約後、実際にメジャー昇格した。しかし、21~22年はアトランティックリーグからメジャー昇格の選手はいない、という厳しい現状もある。
「自分にコントロールできない範囲をコントロールしようとするとどうしても(本来あるべき)自分自身では、いられなくなる。本当の自分でいる、ということがすごく大事」
マイナーで汗を流していた春先には、そう語り己のやるべきことに集中した。次にプレーする独立リーグは、マイナーのように成長途中の若い選手もいれば、過去にメジャーを経験して、返り咲きを狙う中堅、ベテラン選手もいる。新たな環境に身を置き、挑戦を続ける。
「自分でコントロールできない部分は、コントロールしようとしない、ということですね」
今季途中には、そうとも語っていた筒香。新天地のスタテン島の球場からは、北側にニューヨーク、マンハッタンのビル群と自由の女神が望める。交通手段はフェリーと陸路など複数通りある。スタテン島からは、近いようで遠いマンハッタンのきらびやかな街並み。その光景と“距離感”は、どことなく筒香の境遇と重ね合わせられるように感じるのは、気のせいだろうか。いずれにしても米国でのプレーにこだわる愚直な姿を追いかけたい。
(文・山田結軌=サンケイスポーツMLB担当)
山田 結軌
1983年3月生まれ、新潟県出身。立教大時代にJ SPORTSの野球班でプロ野球中継の現場でスコアブックを書くアルバイトを経験した。サンケイスポーツに2007年4月入社、阪神、広島、楽天などを担当し、2016年2月より大学時代から夢みたMLB取材を続けている。2025年2月に18年間務めたサンケイスポーツを退社しフリーに転身。
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