【ハイライト動画あり】三菱重工East（横浜市）、東芝（川崎市）との「神奈川ダービー」に勝ってベスト8。都市対抗野球大会2回戦

三菱重工East vs. 東芝

大会は9日目を迎え、2回戦最後の一戦となった22日（土）の第2試合では、1回戦でNTT西日本（大阪市）を接戦で破った三菱重工East（横浜市／西関東第1代表）と、七十七銀行（仙台市）に勝利した、優勝7回を誇る東芝（川崎市／西関東第2代表）の神奈川県勢による強豪ライバル対決が実現した。

中3日での登板となった東芝先発の藤村哲之は、初回に相手打線を三者凡退に討ち取る上々の立ち上がりを見せるも2回に捕まり、連打と犠飛で三菱重工Eastに先制点を献上する。これで勢い付いた三菱重工East打線は続く3回も藤村を攻め、二死1塁から3番・山中稜真がセンターオーバーの適時3塁打を放ってリードを広げる。東芝はここで先発の藤村を諦め、マウンドに2番手の谷川刀麻を送り出し、追加点の阻止に成功する。

一方、この試合の先発マウンドに上がった三菱重工Eastの大野亨輔は立ち上がりから安定したパフォーマンスを見せ、スコアボードに「0」を並べる。すると、試合序盤から投打の流れが完全に噛み合った三菱重工Eastは4回も7番・汐月祐太郎と9番・津田啓史による2本の適時2塁打で追加点を挙げた。

優勢に試合を進める三菱重工Eastは、4点の援護をもらった大野が4回に訪れた二死満塁のピンチを無失点で切り抜けると、5回の攻撃では一死からの4連打でさらに2点を加え、着々とリードを広げる。

攻撃の手綱を緩めない三菱重工Eastは、7回に4番・小柳卓也と5番・武田健吾の2者連続ソロ本塁打で8-0として試合の行方を決定付ける。投げては9回もマウンドに上がった大野が、最終的には7安打3四球ながら、要所を締める投球で完封。三菱重工Eastが、8-0の勝利で今大会ベスト8最後の1枠を勝ち取った。

◆試合結果
三菱重工｜0 1 1 2 2 0 2 0 0｜8
東　　芝｜0 0 0 0 0 0 0 0 0｜0

◆投手
・三菱重工：○大野亨輔
・東　　芝：●藤村哲之、谷川刀麻、岡本拓也、松山仁彦、北村智紀、粂　直輝、西村王雅

◆本塁打
・三菱重工：小柳卓也（1号ソロ・7回）、武田健吾（2号ソロ・7回）