【ハイライト動画あり】ヤマハ（浜松市）、4番・網谷圭将の4安打4打点の活躍でJR東日本東北（仙台市）に快勝。都市対抗野球大会2回戦

ヤマハ vs. JR東日本東北

2週目に入った大会は2回戦も残すところ3試合のみとなり、21日（金）の第3試合は日本製鉄鹿島（鹿嶋市）に勝利し、3年ぶりに初戦突破を果たした優勝3回の古豪ヤマハ（浜松市／東海第2代表）と、1回戦で日本生命（大阪市）を破り、この試合で2年ぶりのベスト8進出を目指すJR東日本東北（仙台市／東北第1代表）が対戦。

試合が動いたのは1回。ヤマハはJR東日本東北の先発・竹本祐瑛を攻め、一死から3連打で1点を先制。なおも一死1・3塁とするも、ここはJR東日本東北が併殺プレーで切り抜け、最少失点でピンチを脱する。一方、東邦ガスから補強されたヤマハ先発の辻本宙夢は軽快な立ち上がりを見せ、三者凡退で初回を切り上げる。

ヤマハは2回も二死ながら満塁とするも、2番・舟久保秀稔が左邪飛に倒れ、追加点のチャンスを逃す。その後もヤマハが攻め、JR東日本東北が凌ぐという展開は続き、ヤマハ3回に4番・網谷圭将の適時打で追加点を挙げると、さらに一死満塁と絶好機を作る。しかし、ここも竹本が粘りの投球を見せて後続打者を打ち取り、この回も最少失点でピンチを切り抜ける。

しかし、JR東日本東北は3回まで1安打と辻本に抑えられる中、4回も相手打線から強烈なパンチを浴びる。ヤマハはこの回、二死3塁で主砲の網谷が打席に立つと、竹本の投じた速球に対し左翼スタンドへ突き刺す快心の2ランで、4-0とリードを広げる。網谷はこの時点で全4打点を叩き出したほか、サイクルヒット達成へ残り3塁打1本と王手をかける（結局、4安打ながらサイクル達成はならず）。

終始、主導権を握り試合を進めるヤマハは、先発の辻本が7回途中無失点でブルペンにバトンを渡すと、8回の攻撃で1点を加えるなか、2番手以降の投手も好投し、完封リレーを達成。試合は5-0でヤマハが勝利し、同じ東海代表の三菱自動車岡崎の待つ準々決勝進出を果たした。

◆試合結果
ヤ　マ　ハ　｜1 0 1 2 0 0 0 1 0｜5
JR東日本東北｜0 0 0 0 0 0 0 0 0｜0

◆投手
・ヤ　マ　ハ　：○辻本宙夢、水野匡貴、波多野陽介
・JR東日本東北：●竹本祐瑛、武田龍成、櫻糀大輝、鈴木大貴

◆本塁打
・ヤマハ：網谷圭将（1号2ラン・4回）