【ハイライト動画あり】JR東日本東北（仙台市）が序盤の大量点で日本生命（大阪市）に勝利。都市対抗野球大会1回戦

JR東日本東北 vs. 日本生命

「第94回都市対抗野球大会」は7月14日（金）に開幕し、大会4日目も1回戦の3試合が組まれている。第2試合は3大会連続29回目出場のJR東日本東北（仙台市／東北第1代表）と、3年ぶり62回目の日本生命（大阪市／近畿第5代表）の対戦だった。

日本生命は投手・佐伯亮太朗、捕手・石伊雄太の「新人バッテリー」に試合を任せた。しかし、JR東日本東北が1回表に猛攻を見せる。無死満塁のチャンスを作ると、4番・大西蓮がセンター前タイムリー安打を放ち2者が生還。

日本生命の先発・佐伯は1アウトも取れず降板に追い込まれた。JR東日本東北の攻勢は収まらず、6番・丸山大が無死満塁から2番手の川瀬航作から押し出しの四球を選び、一死後にも8番・若林蒼太が押し出しの四球。初回から4点の先制に成功した。

JR東日本東北は2回表にも4番・大西蓮がヒットエンドランを決めて一死1・3塁のチャンス。5番・鈴木聖歩がライトに犠牲フライを放つ。さらに6番・丸山大はセンターバックスクリーンに2ラン本塁打を打ち込み、リードを7点に広げた。

日本生命も2回裏、二死2塁のチャンスから8番・石伊雄太がセンター前安打。二塁走者が中継プレーの乱れを突いて生還し、1点を返す。5回裏にも一死1・3塁から1番・藤本舜のセカンドゴロで1点を奪う。そして、3回から登板した3番手の左腕・又木鉄平が、6回無失点の好リリーフで試合を立て直した。

日本生命は9回裏、5番・立松由宇が無死1塁からレフト線に打ち返すタイムリー2塁打。さらに9番・船山貴大が二死2塁からセンター前にタイムリー安打を放ち4点目。ただ、あと3点には届かなかった。JR東日本東北は序盤の大量点が奏功。3投手の継投で1回戦を制している。

◆試合結果
JR東日本｜4 3 0 0 0 0 0 0 0｜7
日本生命｜0 1 0 0 1 0 0 0 2｜4

◆投手
・JR東日本：○竹本祐瑛、武田龍成、鈴木大貴
・日本生命：●佐伯亮太朗、川瀬航作、又木鉄平、山本隆広

◆本塁打 ・JR東日本東北：丸山　大（1号2ラン・2回）

文：大島和人