大谷翔平、3年連続二刀流でオールスター選出。指揮官は「オールスターで投げるか投げないかは大谷次第」とコメント

大谷翔平（エンジェルス）

二刀流スターが二刀流でのオールスターゲーム選出に華を添える特大の祝砲を放った。投打でのオールスターゲーム選出を決めたエンジェルスの大谷翔平は現地7月2日（日本時間3日）、本拠地エンジェルスタジアムでのダイアモンドバックス戦に「3番・指名打者」でスタメン出場すると、第4打席に推定距離454フィート（約138.4メートル）の今季第31号ソロホームランを放ち、本塁打王争いでの独走状態をキープした。試合はエンジェルスが5-2で勝利し、今季最長だった連敗を4で食い止めた。

◆試合結果
Ｄバックス｜0 2 0 0 0 0 0 0 0｜2
エンゼルス｜1 3 0 0 0 0 0 1 X｜5

前述の通り、大谷は既に指名打者としてスタメン選出されていたオールスターゲームに、投手としても選出され、3年連続での二刀流選出を決めており、これについて『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンジャー記者は、現地2日付で「オオタニがまたしても二刀流タレントをオールスターゲームへ持ってゆくことへ」と題した記事を投稿。

その冒頭で「ショウヘイ・オオタニが2021年に、先発投手と指名打者の両方でオールスターに選出され、歴史を作った際、それは途轍もないことだった。今や、それは二刀流スーパースターにとってルーティンとなっている」と伝えた。

記事によると、これについてエンジェルスのフィル・ネビン監督は、「彼を誇りに思う。彼はハードワークをしてきた。今年はマウンド上で、浮き沈みがあった。しかし、彼は確実に先発ローテーションで安定していた。もちろん、これは大きな栄誉だ。彼はDHで選ばれており、それは正当なこと。そして、投手としても選ばれたのだから、とてもクールだ。これは最高の栄誉だ」と大谷に賛辞を送ったとのこと。

記事では、現地火曜の敵地パドレス戦で、投手としてはオールスター前最後の先発出場をする予定となっている大谷のオールスターゲームでの登板について、「オオタニがオールスターゲームで投げるかどうかは不明確だが、彼が指名打者としてスタメン出場することを考慮すると、（投手として）ウォームアップと準備をしなければならないため、先発投手として出場しない限り、投げるのは厳しい」とした。

その上で、オールスタブレーク後、大谷による後半戦最初の先発登板は現地14日アストロズ戦になる予定であることについて触れつつ、「ネビン監督は、（オールスターゲームで）投げるか投げないかはオオタニ次第とも述べている」とし、同監督による「それは彼次第。WBCのときに言ったのと同じように、これは彼にとって特別な瞬間だ。従って、彼がやりたいのであれば、私は彼にノーとは言わない」「ただ、彼がやるにせよ、やらないにせよ、私は彼を完全にサポートする」とのコメントを添えた。