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野球 コラム 2023年6月28日

【横浜好き】リーグ戦再開。首位攻防戦3連勝、先週のMVPは佐野恵太と東克樹。『週刊ベイスターズいいとこどり』

野球好きコラム by 大久保泰伸
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横浜DeNAベイスターズ

交流戦優勝の勢いそのままに、首位阪神との3連戦で3連勝。交流戦前の6ゲーム差をわずか1ヶ月足らずで逆転しての首位浮上となりました。かつては『トラのホーム』とまで言われたハマスタで、昨年6月28日から続く対阪神戦13連勝、今季の同球場でのデーゲームは12勝1分と、無敗記録を継続した先週末の3連戦を振り返っていきましょう。

◆先週の試合結果
23日(金)横浜 3-1 阪神 ○今永
24日(土)横浜 2-0 阪神 ○東
25日(日)横浜 5-3 阪神 ○バウアー/S山崎

23日の初戦は、エースと4番打者の活躍で快勝。先発した今永昇太は、初回の2死1、3塁のピンチを無失点で切り抜けると、以降は7回まで許した走者は安打と死球の2人のみの快投。

8回に1死から連打で1、2塁とされたが、中野拓夢を三振、続くノイジーはライトへの大きな当たりだったが、楠本泰史がフェンスに激突しながらの好捕でピンチを脱した。最終回に大山悠輔に一発を浴びて完封こそ逃したが、9回126球を投げて被安打6、1失点、10奪三振の熱投で自身ハマスタ8連勝を記録した。

攻撃陣は、3回に佐野恵太の二塁打から牧秀悟が先制タイムリー、宮崎敏郎がタイムリー二塁打と3連打で2点を先制。6回にはソトが5月25日以来の一発となる5号ソロで貴重な追加点を奪った。守備でも牧と京田陽太が美技で今永を助けるなど、締まったゲームで首位攻防戦の初戦を制した。

24日は今季好調の東克樹が、前日の今永を上回る文句なしのピッチングを披露した。立ち上がりから連続三振と絶好のスタートで、2回に無死から連打で1、2塁とされたが、この場面がこの試合で唯一のピンチだった。後続を難なく3人で打ち取ると、以降は6回と7回に1安打ずつを許したのみで、4イニングで三者凡退と全く隙のない投球。

9回も先頭打者に内野安打で出塁を許したが、渡邉諒をショートゴロ併殺打、最後は大山を外野フライに仕留めて今季二度目の完封勝利をマークした。9回116球を投げて被安打5、9奪三振、無四球と、文句の付けようのない投球だった。

攻撃では、初回に先頭打者の関根大気が安打で出塁し、内野ゴロで二進の後、3番佐野の打席で三盗に成功して直後のタイムリーにつなげた。6回には先頭の大田泰示が二塁打を放ち、佐野の進塁打の後、牧がタイムリー二塁打でリードを広げた。両チームとも連打が出たのは1イニングのみという投手戦で、少ないチャンスを着実にものにした勝利だった。

試合前に交流戦優勝の表彰式が行われた25日も、常に先行する理想的な試合展開でスイープに成功した。2回に1死から宮崎の二塁打を皮切りに、ソトの安打と森敬斗の四球で満塁とし、伊藤光の犠飛で1点を先制。3回にも佐野のタイムリーと牧の犠飛で2点を追加した。1点差に追い上げられた直後の5回は牧と宮崎の連続二塁打で1点、6回には佐野がこの日2本目のタイムリーを放ち、追いすがる阪神を突き放した。

先発したバウアーは、7回途中3失点で降板したが、来日最多となる114球を投げて自身4連勝となる今季5勝目。バウアーが残した1死1、2塁のピンチは、ウェンデルケンが無失点で切り抜け、8回は伊勢大夢、9回は山崎康晃がパーフェクトリリーフで、ハマスタでの対阪神戦13連勝、同球場のデーゲームは12勝1分と今季無敗を継続。前回日本一となった98年以来となる貯金12で5月13日以来となる首位に浮上した。

*****

リーグ再開後、3試合の週間成績は、野手が佐野と牧が3試合すべてで安打を記録し、宮崎は2試合でマルチ安打とクリーンアップが絶好調。週間打率は宮崎が.455、佐野が.333、牧が.273で同打点は、牧が3本の安打すべてがタイムリーの3打点、佐野が3打点、宮崎が2打点となっています。

1番打者の関根も、2試合連続マルチ安打で同打率.333を記録していますが、MVPは7試合連続安打中と、完全復調も間近と言えそうな佐野を選出したいと思います。先発陣が躍動した投手は、やはり内容的にも東ということで、衆目の一致するところではないでしょうか。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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