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野球 コラム 2023年6月13日

【横浜好き】パ・リーグ上位との対戦は3勝3敗。週間MVPは週間打率.455の牧秀悟、投手はチームの連敗を3で止めた東克樹。『週刊ベイスターズいいとこどり』

野球好きコラム by 大久保泰伸
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横浜DeNAベイスターズ

宮崎敏郎が右肋骨肋間筋炎症の影響もあり、大幅なスタメン組み替えを敢行した先週のベイスターズ。パ・リーグで熾烈な首位争いを繰り広げている2チームに対して、どんな戦いぶりを見せたのでしょうか。

◆先週の試合結果
・06日(火)ソフトバンク 2-1 DeNA ●伊勢
・07日(水)ソフトバンク 4-0 DeNA ●石田
・08日(木)ソフトバンク 5-6 DeNA ○東/S山崎
・09日(金)オリックス 2-4 DeNA ○バウアー/S山崎
・10日(土)オリックス 7-3 DeNA ●ガゼルマン
・11日(日)オリックス 4-8 DeNA ○大貫

前週の雨天中止の影響で移動日なしの長距離遠征となったソフトバンクとの3連戦は、1、2戦でわずか1得点と、12球団トップのチーム打率を誇る打線が沈黙。6月6日の初戦で先発した今永昇太は、地元の福岡で8回114球を投げて1失点、打たれた安打は本塁打の1本のみという熱投。

しかし、打線が相手を上回る7安打を記録しながら、得点は林琢真の犠飛による1点のみに終わった。7回2死満塁のチャンスでは、スタメンを外れた宮崎が代打で登場したが凡退し、9回同点で登板した伊勢大夢が打たれて今季初黒星となった。

7日はソフトバンク先発・東浜巨の前に7回までわずか2安打に封じられ、投手が代わった8、9回にようやく得点機に走者を進めるチャンスを作ったが、タイムリーが出ず完封負けを喫した。先発の石田健大は、走者を出しながらも5回まで1失点の粘投だったが、6回に守備の乱れで失点して悔しい降板となった。

同一カード3タテを回避したい8日は、開幕以来1番で起用されていた佐野恵太を3番に回し、1番には前日に今季初スタメンだった梶原昂希を起用。梶原は無安打に終わったが、初回から牧秀悟とオースティンのタイムリーなどで3点を先制するなど、2番の関根大気から3番佐野、4番牧がいずれも2安打、5番に入ったオースティンは3打席連続打点など、打線が機能して連敗脱出に成功。先発の東克樹が8回途中3失点の好投で、チームトップの6勝目をマークした。

9日からの前年日本一チームとの3連戦では、山下舜平大、宮城大弥とオリックスが誇る左右の若手強力先発陣を攻略。9日はオースティンの先制打と牧のタイムリーに相手失策も絡んで、6回までに4得点。投げてはバウアーが初登板以来、6試合連続被本塁打を記録するも、7回2失点の粘投で3勝目を挙げ、山下のデビューから先発で6連勝のNPB新記録を阻止した。

11日は、今季2完封でここまで5勝の宮城から2回までに7得点の猛攻。4試合ぶりのスタメン復帰した宮崎が、初回に満塁走者一掃の先制タイムリー二塁打を放ち、ソトもタイムリーで続いて4得点。2回には桑原のソロ、牧2ランでリードを広げた。宮崎は5回にもソロ本塁打を放ち、この日の打線は7安打で8得点、7安打中6本が長打と凄まじい攻撃だった。敗れた10日も佐野と牧の3、4番に7番に入った大和が2安打と、打線組み替えの成果は見られた。

*****

週間成績は、投手陣では東、バウアー、大貫晋一と勝ち試合全てで先発投手に白星が付いています。11日の大貫は序盤の大量援護をバックに6回3失点で今季2勝目をマークしました。リリーフ陣では、クローザーの山崎康晃が2試合に登板して1失点で週間防御率4.50も2セーブを記録。無失点だったのはウェンデルケン(2試合)と入江大生(1試合)、坂本裕哉(1試合)の3人で、伊勢がチーム最多の4試合登板で同4.91、三嶋一輝が2試合で同16.20、上茶谷大河と中川虎大がいずれも1試合で同9.00となっています。

野手では、週間打率.455の牧が10安打、18塁打で同OPS1.318と、1人で攻撃陣を引っ張っています。他に週間打率3割をマークしているのは、4試合でスタメン出場は2試合のみの宮崎(同.300)ぐらいで、オースティン(同.211)、ソト(同.250)、両外国人に佐野(同.231)、好調だった関根(同.231)も週間打率は2割台と全般的に低調だったことは否めません。

週間MVPは、野手は数字から見ても牧の一択で決まりでしょう。投手は、自身登板2連勝とようやく本領発揮の兆しをが見えてきたバウアーもいますが、苦しい状況だったチームの連敗を3で止めた東を選出したいと思います。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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