【ハイライト動画あり】富士大学、7-1で大阪商業大学に快勝しベスト4進出。全日本大学野球選手権準々決勝

大阪商業大学 vs. 富士大学

大会4日目の準々決勝最後の試合では、1回戦から投打で相手を圧倒してベスト8進出を果たした大阪商業大学（関西六大学野球連盟）と、接戦をものにしながら勝ち上がってきた富士大学（北東北大学野球連盟）が対戦。曇天のもと、神宮球場上空の雲行きが気になる中、プレイボールの告げられたゲームは、序盤にスコアが動く展開に。

後攻の富士大学は、2回の守りで訪れた一死1・2塁のピンチを無失点で切り抜けると、その裏の攻撃で二塁打と単打により一死1・3塁のチャンスを作る。ここで大阪商業大学は早くも2番手投手の鈴木豪太をマウンドに送り、火消しを試みる。しかし、この継投は奏功せず、富士大学は8番・赤瀬健心からの連打などで3点を先制する。

主導権を取り返したい大阪商業大学は3回に、早くもこの試合3人目の投手となるエース・https://news.jsports.co.jp/baseball/article/20190310225125/?p=2上田大河を投入し、追加点阻止を図るも、富士大学打線の勢いは止まらず、前の打席で二塁打を打っていた主砲の佐々木大輔が右翼スタンドへ消えるソロ本塁打を放ち、リードを4点に広げる。

序盤に援護をもらった富士大学先発の左腕、佐藤柳之介はロングリリーフで好投した1回戦同様、緩急を自在に操る投球で相手打線を手玉に取り、5回3安打無失点と役割をきっちり果たしてブルペンへパトンを渡す。

この後、4番・渡邉悠斗にも本塁打の出た富士大学は、2番手でマウンドに上がった安徳駿が大阪商業大学の反撃を1点で抑え、7-1の快勝でベスト4進出を果たした。この結果、今大会は準決勝を前に、西日本のチームが姿を消すこととなった。

◆試合結果
大阪商大｜0 0 0 0 0 0 0 1 0｜1
富士大学｜0 3 1 0 1 0 0 2 X｜7

◆投手
・大阪商大：野中太陽、鈴木豪太、上田大河、松林幸紀、高　太一、中島黛我
・富士大学：佐藤柳之介、安徳　駿

◆本塁打
・富士大学：佐々木大輔（1号ソロ・3回）、渡邉悠斗（1号ソロ・5回）