【ハイライト動画あり】白鴎大学の松永大輝が4安打無四球完封。環太平洋大学を破り準々決勝進出。全日本大学野球選手権2回戦

白鴎大学 vs. 環太平洋大学

27校が出場し、6月5日（月）に開幕した第72回全日本大学野球選手権大会は本日が2日目。神宮球場、東京ドームの第3試合から大会は2回戦に入っている。

神宮球場の第3試合は5回目の出場となる白鴎大学（関甲新学生野球連盟）と、4回目出場の環太平洋大学（中国地区大学野球連盟）の対戦だった。白鴎大学は1回戦シードで、環太平洋大学は大阪公立大学を下しての勝ち上がりだ。

環太平洋大学の先発・白水巧（3年）は春のリーグ戦の登板が1試合ながら、1回戦で好投した左腕。この日も鋭いスライダーを武器に、白鴎大学打線を初回から封じていく。白鴎大学の2年生左腕・松永大輝も速球は140キロ台前半にとどまったが、質の高い変化球と制球力で立ち上がりから好投を見せた。

0-0で迎えた6回表、環太平洋大学は2番手にプロ注目の3年生左腕・徳山一翔をマウンドに送る。侍ジャパン大学選抜の候補にも入っている本格派で、本日も149キロを叩き出していた。しかし、「一発」の落とし穴にハマってしまう。白鴎大学は8回表、無死から6番・浅野空我がライトにソロ本塁打を打ち込んで先制。3番手以降からは追加点を挙げられなかったが、松永の出来を考えると1点は重かった。

環太平洋大学は9回裏、二死から2番・吉田隆希がセンターオーバーの三塁打を放ち、同点のチャンスを迎えた。続く3番・楠本優はセンター返しで「抜けるか」という強烈なライナーを放つが、松永はこれを好捕してゲームセット。松永大輝は被安打4、無四球という完璧な内容で環太平洋大学を完封し、チームをベスト8に導いている。

◆試合結果
白鴎大学｜0 0 0 0 0 0 0 1 0｜1
環太平洋｜0 0 0 0 0 0 0 0 0｜0


◆投手
・白鴎大学：○松永大輝
・環太平洋：白水　巧、●徳山一翔、辰巳京一郎、金田一真、蒲　勇大、中島大陽

◆本塁打
・白鴎大学：


文：大島和人