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野球 コラム 2023年5月23日

【横浜好き】。連日の大観衆に沸いたハマスタ。週間MVPは週間打率.500の関根大気と、8回3失点10奪三振の東克樹。『週刊ベイスターズいいとこどり』

野球好きコラム by 大久保泰伸
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横浜DeNAベイスターズ

連日の大観衆に沸いたハマスタで、ベイスターズが息を吹き返しました。5月20日のヤクルト戦では球場史上最多の3万3266人を動員し、21日には今季両リーグ最長となる4時間53分の激闘。雨天中止がもったいないと思えた先週の5試合、いいところを探していきましょう。

◆試合結果
16日(火)5-7 広島 ●バウアー
17日(水)7-4 広島 ○伊勢/S山崎
18日(木)13-3 広島 ○東
19日(金)中止 ヤクルト
20日(土)5-3 ヤクルト ○ウェンデルケン/S山崎
21日(日)3-3 ヤクルト

バウアーが2試合連続7失点の炎上で始まった広島との3連戦。前週からの連敗は6に延びたが、序盤の7点ビハインドから、山本祐大のプロ初本塁打となるバックスクリーン弾などで2点差まで追い上げた打線の頑張りが、翌日以降につながった。

17日の第2戦では常に先行を許す展開ながら、牧秀悟が初回の逆転2ランと8回の再逆転となる3ランで5打点と、これぞ4番の働き。ソトのNPB通算150号となるダメ押しの本塁打も飛び出した。先発の石田健大は5回4失点で降板したが、三嶋一輝ウェンデルケンが無失点でつなぎ、1点ビハインドの8回に登板した伊勢大夢が今季2勝目。山崎康晃は5月3日以来となる10セーブ目をマークした。

18日には先発の東克樹がセ・リーグ記録にあとひとつとなる7者連続奪三振を記録するなど、8回3失点、10奪三振の熱投で今季4勝目。2回に4点、6回には打者13人の猛攻で8点と、2度のビッグイニングを作った打線では、関根大気と桑原将志がともに5安打を記録。佐野恵太は自身6試合ぶりの本塁打となる3ランと2つの押し出し四球で5打点、牧と宮崎敏郎も2打点ずつをマークし、チームは4カードぶりの勝ち越しとなった。

初戦が雨天中止で2連戦となったヤクルト戦では、2日連続で3万3000人を超える観衆の中、外野手2人が大暴れした。20日は関根が先制、決勝と2本のタイムリーで勝利に貢献。3番手で1イニングを抑えて来日初勝利をマークしたウェンデルケンとともにお立ち台に立った。タイムリーを含むマルチ安打を記録した宮崎は、7回の打席で前のイニングからの牧、佐野に続く死球を受けて激昂。両チーム入り乱れての乱闘騒ぎとなり、警告試合となった。

21日は桑原の3本の長打(三塁打と二塁打2本)が全得点につながった。先発して7回3失点の今永昇太は、得意の打撃で先制打も記録した。今永の後を継いだリリーフ陣は、3イニング連続で満塁のピンチを無失点で凌ぐなど、5人が無失点リレー。10回の1死満塁のピンチでは、タッチアップの場面で難しい態勢から送球した関根と、難しいハーフバウンドを処理した戸柱恭孝の好守が光った。

週間成績で『無双』とも言うべき活躍を見せたのが関根です。5試合全てにスタメン出場して、22打数11安打の週間打率.500をマークしました。桑原が同打率.429で続き、宮崎が同打率.421、牧が同打率.318と、5試合出場の選手で週間打率3割超えは4人。

同打点では7打点の牧がトップで、同打率.250ながら佐野が5打点、関根が4打点、宮崎は3打点となっています。また、先週は3試合出場の戸柱恭孝が同打率.333、途中出場2試合で3試合出場の伊藤光が同.400、2試合出場で同.250ながらプロ初本塁打をマークした山本など、熾烈な捕手争いが打撃にもつながっています。

投手陣は先発で白星を挙げたのは前述した東のみですが、20日のガゼルマンは5回2失点、前述した21日の今永と、ゲームメイクの役割は果たしています。リリーフ陣は、3試合登板が4人。いずれも週間防御率は0.00で、クローザーの山崎が2セーブ1ホールド、伊勢が1勝2ホールド、三嶋一輝が2ホールド、ウェンデルケンが1勝。入江大生と上茶谷大河は、いずれも2試合で同防御率0.00をマークしています。

週間MVPは、野手が週間打率に加えて、同OPSでもチームトップの1.182をマークした関根。投手は登板日まで10試合、先発投手の白星がなかったチームで、圧巻の投球を披露した東を選出したいと思います。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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