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野球 コラム 2023年5月9日

【楽天好き】島内宏明選手は「バッタ」、安田悠馬捕手は「カタツムリ」。自分を動物に例えた時の答えが独特すぎた件

野球好きコラム by 松山 ようこ
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島内宏明選手と安田悠馬捕手(左)

楽天イーグルスの島内宏明選手と安田悠馬選手の対談コラムの後編です。2人ともが弾ける笑顔で、テンポよく掛け合いが起きる朗らかなインタビューとなっていますが、意外にも2人はまだ食事にすら行ったこともなく、深い話をしたことがなかったとか。

★島内宏明選手と安田悠馬選手の対談コラム前編

―― おふたりの関係性を教えてください。

島内選手:そうですね、まだ深い話はあまりできていないんです。やっぱりコロナがあって、なかなか食事とかも行けなかったですから。もともとは黒川(史陽選手)が、安田のことを「すごい面白い」って言うので、ほんとちょっと飲みにでも行きたいなと、僕のほうが思っていたぐらいなんです。でも、黒川の都合がつかなくて、なかなか実現していないんですけど(笑)。

安田選手:ありがとうございまっす!

―― 安田選手、すごくうれしそうに笑ってますね。

島内選手:黒川が一押ししてくれたんですよ。だから、今年中には黒川も誘って楽しい会をしたいなとは思っているんですけども。安田は、本当に発言1つ1つが独特で面白いんです。

―― 島内さんが言うとは…。安田さん、ご自身で思い当たるところは?

安田選手:いやあ…そんな全然ないです。自分では面白いとはあまり思っていないので。多分、人から見ると、コアをくすぐる何かがあるのかもしれないですけど…。

島内選手:「コアをくすぐる」って何!?(笑)そういう表現が面白い。こういう独特なところもそうですけど、やっぱり野球のことも深く話したいなと思わせてくれるんです。

―― 野球のことは話したりしていないんですか?

島内選手:そうですね、あんまりしてないですね。それもあって、食事会か飲みにでも行って話したいなと。じっくり話をする機会は、なかなか普段ないですし。一緒に飲みにでも行けたら。

安田選手:でも、今年のキャンプの時、練習場からの帰りのバスで少しだけ野球談義みたいなのができたんですけど、その時の話がすごく楽しくて勉強になりました。バッティングでインパクトの瞬間、胸と腕の空間が「五角形」か「三角形」かっていう話で…。

島内選手:他にもみんないたから、自分だけじゃないけどね。

安田選手:はい。でもその時に島内さんが言ってたことが一番印象に残ってて。特に打てなくなった時のメンタルのことなんですけど、そういう時こそ「すいません」って言うなって。そういう気持ちは心の中で思っていても出さないほうがいいって教わって、めっちゃ響きました。

島内選手:いやまあ、僕も打てない時は、首脳陣や仲間に申し訳ないなって思うんですけれど、それを表に出しちゃうと、マイナスな気持ちにエネルギーが持っていかれるというか。出さない方が、自分でポジティブな方向に行けるようになるのかなと。

―― 深い話をすでにされますね。安田さんもネガティブなことは気にされる方ですか?そういえば前回、占いの話も楽しそうに聞いてましたけれども。

安田選手:そういうところはあります。占い、結構好きなんですよ。今年も年末に見てもらいに行きました。名前変更しようか悩んで。

島内選手:占い頼みか。困ったやつだな。

―― わざわざ相談しに占いに行かれた?でも名前は変更してないですよね。

安田選手:してないです。変更しなくていいって言われたんで。そこは従いました。

―― じゃあ、しばらく名前は変えないつもりで?

安田選手:また今年の年末に占ってもらって、それ次第じゃないですかね。

島内選手:占い次第って!

―― おふたりの共通点って何ですか?

安田選手:左バッターとか…

島内選手:そうですね、あと右で飯食うとか

安田選手:右投げじゃないんかい!(笑)

島内選手:あとは、2人とも結構ワイドにストライクゾーンを描いて行くタイプとは思います。

安田選手:ああ、確かに。

―― 島内さんは石川県出身、安田さんは背番号「55」番。やっぱり憧れは松井秀喜さんですか?

島内選手:僕はそうですね。安田は違うかもしれないけれど。

安田選手:僕もそうです!憧れです!(焦りながら)

島内選手:やっぱり安田もすごいっすね。

安田選手:ンフッ!

※球団の選手紹介ページによると、安田選手の「子どもの頃に憧れた選手」は「T・ローズさん」

―― 最後に、ちょっと話が飛んで恐縮ですけど、ご自身を動物に例えると?

島内選手:安田は「ウサギ」に見える。かわいい感じだから。

安田選手:うそ!一番真逆でしょ! まあでも、そう思われるのはうれしいです。

―― うれしいんですね(笑)。ご自身では何と思われます?

安田選手:自分は…「カタツムリ」じゃないですかね。なんか、防御することが多いし、うずくまって固めるみたいな。殻に閉じこもってみたいな。

―― あれ、ゴジラとかじゃないんですね。

安田選手:ああゴジラ…(再び焦りつつ)。

島内選手:いろんな面があるんです。ゴジラはもちろんあるんですけど、ウサギっぽいところもあって、カタツムリのようでもある。何でもあるから、誰もが可愛がる。「メタモン」みたいな感じです。

安田選手:メタモン!(うれしそうに大笑い)

―― じゃあ島内さんは?

島内選手:僕は……「バッタ」。

(一同笑)

島内選手:家でけっこう跳ねてるんで。ちょっとした合間にお尻に刺激を入れておきたいなって思って、家でも気づいた時にはちょっとジャンプしてるんでね。今はウエイトはあまりしたくない。気づいた時に、ブルガリアンスクワットジャンプとかをソファ使ってやってたりします。

―― 笑ってしまいましたが、すべてを野球に繋げるすごい『生態』ですね。

島内選手:これは栗原健太さん(現千葉ロッテコーチ。昨年まで楽天で選手・コーチ・スカウトなど歴任)から学びました。栗原さんは、遊ぶ時もボール拾いする時も、現役時代はすべて野球のフォームにつながるよう、ちょっとすごかったので。

*****

チームで最も独特な物言いで知られる島内選手が、「面白い」と評する安田選手のポテンシャルには期待が高まりますが、オリジナリティ溢れる物言いはやはり普段の考え方や心持ちから滲むものなのかもしれません。どんな時も野球に繋げるプロフェッショナリズムも、ユーモアたっぷりに垣間見られました。

取材/文:松山ようこ

松山ようこ

松山 ようこ

フリーランス翻訳者・ライター。スポーツやエンターテイメント関連コンテンツの字幕翻訳をはじめ、Webコンテンツ、関連ニュース、企業資料などの翻訳や制作を請け負う。J SPORTSでは、主にMLBや侍ジャパンのほか、2015シーズンより楽天イーグルスを取材し、コラムやインタビュー記事を担当。野球の他にも、幅広くスポーツ選手はじめ著名人を取材。Twitter @yokobooboo

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